散文

2007-10-07 15:42:00 | Weblog

そんなのただの言葉でしかないから

どうってことない

どうってことない



夜の幻が実体を持って

君に話を持ちかけたとしても

返事をしてはいけない



帰り道に

真っ暗なラーメン屋台で

玉葱の塊を噛み砕きながら俺は、

「こうするしかなかったんだ」と思う。

だって実際そうだったから。

3時間が永遠のように思えた夕方と夜だった。



ろくでもないドジを踏んでも

気にしなければ関係ない。


気がつくといろんなことが同時進行している。

本当はいつでもそうだったし

そんなの普通のことだ、

だけど今は・・・

ひりひりする位に一秒が長いよ。

まるで時間なんかそもそもの始めから

存在してなかったみたいだ。


それでこうしてこんな風に

言葉を書き連ねて

まるで奇妙な現実の「写し」を

現出させたような気になっても


それも実はただの言葉でしかないのだ。




                  2007・9/20

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