旅行の目的

2008-08-06 09:35:39 | Weblog
俺は世間を斜めに見ながら歩いた。


光と影はまるで無声映画にしか見えなかったけど、

「結局、心に残ることは残るけどただそれだけ」

って言う点で俺達は似たもの同士だった。

でもそういうのも自意識過剰から来るのだ。


俺は少し感傷的になっているのかも知れなかった。

でもそんなの、俺の勝手だ、そうじゃないか?


いろんな物が「最後の光」を放っている、

ばたばたと荷物をしまって次の宿へ急ぐ旅人みたいに。


・・えっと、何の旅だったんだっけな?

観光旅行なんてガラじゃないし、

温泉旅行なんてとんでもない、

俺はすぐにのぼせ上がっちまうんだ、いろんな意味で。

演奏旅行にはちょっと食傷気味だし、

逃避行でもない。

特に何かから逃げ回らなくちゃならないって訳でもないから。


・・・いや、でも結局は

オブセッションっていうモンスターから

逃げ回っているだけなのかも知れないな。

・・・・・・・何?



感傷旅行?????????????????





写真の絵はシャガール「白い磔刑」1938年。
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