海、墓参り、飲み、花火、送り火、明日はライヴ。

2024-08-16 19:40:50 | Weblog

親、兄妹、そして友達に会いに行っていた。

広島県福山市。

「お盆の帰郷」と言う人もいるだろう。

自分としては帰郷のつもりもない(僕の故郷は新宿なので)・・・のだが、まあいい。

 

15で家を出て(家出ではない)、それから40数年。

盆正月に福山に行く、というのがルーティーンになっている。

行くとやはり楽しいのだが、

母親が少しずつ歳を取って、少しずつ弱って行ってるのが感じられて、

今回は切なかった。

(父は二十年も前に先に逝ってしまっている。)

母は、以前なら喜んで海にも同行したのだが、

今年は誘ったら、「もういいわ~」と言う。

 

墓参りにも俺一人で行った。母と二人で行くはずが、出発直前に母の体調が悪化したのだ。

(横になってれば治る、と本人が言うのでそんなに慌てない。)

昔なら・・・祖母、祖母の姉、父、母、兄、妹、と

片山家総出で墓参りに行ったものだが

その祖母の姉も、祖母も、父も、今では冷たい墓の下である。

兄も妹も、今回は何故か来ない。

ひとりで墓参り。こんなのは・・・・・・生きてて初めての事だった。

まあいい。充実感はあった。でも意味は・・・あったのかな。

 

海にも行った。

いつも人の少ない、以前は海水浴場だった浜辺。

今年は何と、本当に誰もいなかった。

ビーチ貸し切り状態。写真は証拠写真みたいなものである。

海にも一人で行った・・・・というのは嘘。妹家族と行った。

コロナ騒動以来だから、3~4年ぶりであろう。

水も綺麗で、浅瀬に水中眼鏡で沈むと、水はエメラルドブルーに見えた。

水中の風景が僕は大好きで、浅瀬のほうが光が降り注いできれいなのだ水の中は。

沖へは、間違っても行かない。沖は暗いし、何かいたらどうするのだ。

沖へ行ったら僕は多分、帰ってこないと思う。

 

友達とも会い、飲んだ。

「気の合う奴なんて、そうザラにいるもんじゃないぜ」と、いつも思う。

気の合う友達の存在は奇蹟だ、至福だ、祝福だ。

長い時間一緒に飲んだはずなのだが、本当に一瞬にしか、感じられなかった。

あっという間に終わってしまった。

また会える・・・・ことが救いだ。

 

最後の夜は、福山市花火大会を、兄家族と母親と共に、観た。妹も、妹の「孫」も来た。

孫は可愛い。1歳になったばかりである。

僕の母からすればその子は「曾孫」だ。ひぃいいいい。

妹はしかし、歳を取らない「バケモノ系」なので、孫をどこに連れて行っても

自分の子と間違われるという。・・・・・そりゃそうだろう。

「あたしバーバなんですー」と何度も言っていた。

 

楽しかった

とか言ってるうちに、あしたは大阪の大正区の、

田中屋酒店でライヴである。

呼んでくれて、感謝です。

目いっぱい、精一杯、演ります。

 

 

そして今、自宅マンションから「五山の送り火」を見た。

どうやら私は京都に住んでいるらしい。

 

明日は、大阪・大正区でライヴだ。

コメント
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