「ウィー・アー・ザ・ワールド」メイキング映像を、今更・・見た。

2024-02-18 20:18:10 | Weblog

1985年の「ウィー・アー・ザ・ワールド」の録音のメイキング動画が

YOYTUBEにアップされていて、今更ながら、見て、予想外に感動があった。

1985年当時、僕は19歳・・・9月以前は18歳。

この音源はラジオとかで、耳タコってくらいに、よくかかったから、よく聞いた。

当時は「ふん」と鼻で笑っていた。

マイケルジャクソンなんか屁だったし、馬鹿にしていたのだが・・・・

今、メイキングを見ると、なかなか興味深い。

(マイケルに関しては、今でも変わらず、評価に値しない。)

まず、時間設定。

これは・・・一晩、完全徹夜というスケジュールったのか。

午前3時に、本番の録音がスタートしている。クレイジー。

今現在だったらあり得ないと思う。俺だったら断る。

そして、録音の方式。

2019年に、怒髪天がこのスタイル(歌リレー方式)で「オトナノススメ」を録音したが、

それは各アーティスト、日にちも完全別個だった。別々に録るのだ。そりゃそうだろう。

チバユウスケも参加していた。

別々の録音は、今のデジタル録音なら、可能だ。

この「ウィーアーザワールド」は、どうも一日(一晩)で、全員集めて録ってるみたいだ。

スケジュール調整が死ぬほど大変だったろう、と推察する。

そして録音も・・・・すっごい、大雑把。

ほとんど一発録りに近い。

3人くらいが、ひとつのコンデンサーマイクを共有して歌う。

録音技術の問題(トラック数とか)でそうなってるのだとは思うのだが、

こんな超有名アーティストがこれだけの数、一か所で録音する、というのはやはりすごい。

あと思ったのが、アーティストの心の広さだ。

録音スタッフの不注意のせいで歌録りが止まったりするのだが誰も怒らず、なだめる。

大物はすごいなあ。こうありたいものですね。

そしてやはり、スプリングスティーンや、シンディ・ローパーが若い。

まだ30歳代半ばであろう両者とも。ダイアナ・ロスも若い。妖艶な色気がある。

いや、当たり前だがみんな若い。ボブ・ディランですら若い。今の僕より若いだろう。

レイ・チャールズに至っては、生きて動いている。すごい。

そして、ディランのイケてない感じが、とても面白い。なんか、イジけている。

国宝・・・ではない、ノーベル受賞者のディランも人間なのだ、と思えて嬉しい。

当時からこの企画は奇蹟・・・というか、ありえないほど豪華、と言われていたのだが

今見ると、それが実感できる(当時は実感できなかった)。

それにしても「人付き合い」というのは大事なものだな・・・と改めて思う。

 

僕はこの映像が撮られた翌年(1986年)に大阪城ホールで

ブルース・スプリングスティーンのライヴを観ている。

当時は余りにもいろんなことを理解してなかったが、それでも、

ライヴを観れたことは良かった、と思っている。

 

 

 

 

付記

 

出来るものなら、今やるとしたら、

「ストップ・ジェノサイド」という趣旨でやりたい。

イスラエル(=アメリカ)が国家的にパレスチナ難民を殲滅・虐殺しているのは、どう考えても

道義的に間違っている。

人として、やってることがおかしい。

もっと我々は、そのことに注目しなければならない、と切に思う。

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