ブージー・クラクションについて。

2018-11-11 13:46:11 | Weblog

ブージー・クラクションの「ふぁいとSONG」という曲が

インターFmの「レディ・ステディ・ジョージ」というラジオ番組でかかって、

すごくよかったのでYOUTUBEでブージー・クラクションを探して、

PVを、過去に遡って観まくってしまった昨夜。


(日本のバンドでそんなことって、滅多にないのですよ、俺。)


ブージー・クラクションは現在、

俺の友達の、増子くんが主催する「ノーザン・ブロッサム」というレーベルに所属しているのだが、

それとは関係なく俺はブージーの存在を知ったのだ。


(俺は彼らの「知り合い」ではない、念のため。)


20年前、バンドやりながら軽トラックで配達の仕事をしてるとき

ラジオ・・(確かFM802のヘヴィ・ローテーションだったと思うのだけれど)で

彼らの曲がかかって、ノイジーなギターと印象的な女声と楽曲がとても心に残って、

バンド名を覚えていた。レディオ・ヘッドみたい・・・・と思った。

その翌年に、俺がギタリストで在籍していた「ばるぼら」が

音楽雑誌「ロッキングオン・ジャパン」のインタヴューを受けて、

それが載った本に、ブージーの記事もあり、

ヴォーカルの女の子がライダーズの革ジャンを着て公園のブランコに座っている写真が載っていた。

それが余りにも静謐で美しかったし、バンドの音も良いのを知っていたので

俺はそのページを切り取って、

家の壁に貼った。・・・・・あれから20年も経つのに、しかも引越しまでしたのに、

その写真はいまでも壁に貼ってあるのです。



何年か前の怒髪天の磔磔でのライヴ「響都の宴」を見に行ったときに

ブージー・クラクションも出演していて、俺はとてもとても嬉しかった。

初期とはイメージの違う感じだったが、真っ直ぐで、とても良いライヴだった。

ブージーが、増子くんが設立したレーベルに移籍した、という話をその時(増子くんから)聞いて、

随分驚いたものだった(嬉しい驚き)。



現在のブージーは、初期の、ノイジーな危うい感じではない。

現在の彼らの歌は「まっとうに」前向きで、ポジティヴだ。

その、まっすぐな感じが、とてもいい。

「パンク」のまっとうな進化、という感じがする。

ヴォーカルの女の子は、化粧っ気のまったくない、たぶん「すっぴん」だ。

それでいて、透き通るように綺麗。

でもショービジネスの世界で、バンドのシンガーで、「化粧なし」で通す、というのは

ある種の信念がないと、出来ないことだろう。「パンク」だ、と思う。

しかも彼女はフェンダーのムスタングを使っている。

すごく似合っている。ギタリストはグレッチだ。


ブージー・クラクションというバンド名も、初めてラジオで耳にした時から

すごくいいな、と思っていた。

ブージーって、「ブー」とかいうクラクションの擬音かな?と勝手に思っていたのだが

今回インタヴューをちらっと読んで

BLUEとEASYを合わせた造語だ、と知って驚いた。深みがあるなあ。

造語をバンド名にする、というのはものすごく賢いやりかただ。

何故なら「同じ名前のバンドが出現する」というイヤーな事が起こらないから。

しかし、造語は難しい。

それがサラッと出来てしまうのはやはり、ある種の「才能」であろう。


「ふぁいとSONG」は多分、彼らの新曲で、

すこん、と抜けたようなシンプルなメッセージソングだった。

「ちゃんと歳を取る」ことが大事、というようなことを言っている。

大人になったパンク、だ。

心に響くし、大ヒットすればいいな、と切に願う。


俺も頑張ろう、と素直に思う。

来週末(11月17日)は、俺達もライヴだ。

大阪・天満の「PARA-DICE」で通常ブッキングでの出演だ。


俺達も未だ、「渦中」に、いる。
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