「戸山ハイツ」フォーエヴァー

2010-11-22 12:02:23 | Weblog



赤瀬川源平がけっこう好きなのだ。

この人は「アーティスト」なのだが文章も上手く、

「尾辻克彦」の別名で芥川賞を受賞していたりする。

「赤瀬川源平」名義でも、エッセイ集を多数出していて、

地味ながら面白いのだ。最近の著作では

(エッセイではないみたいだけど)、「老人力」が有名。


・・で、その赤瀬川源平の「昭和の玉手箱」(東京書籍)

を読んでいたらいきなり「戸山ハイツ」の写真が出てきた。

(昭和っぽいモノや、出来事を回顧して紹介するような内容の

本だったのだ。)


以下、写真のキャンプションからの引用

「戦後初の大規模な都営住宅である、戸山ハイツ。

晴れの日には、洗濯物の花が咲く。1953年6月

(写真提供・毎日新聞社)」

引用終わり


そっか。「戦後初」だったのか。

この写真の風景には確かに、見覚えがある。


そうそう、確かにトイレは洋式だったよ。

あれはあの時代には画期的だったんだな。

懐かしい。


チャボさんのお母さんも、

戸山ハイツでご健在かな。

きっとそうだといいんだけれど。


「戸山ハイツ」もいつまでもいつまでも、

在り続けてくれるといいのだが。


こういうのってしかし、

「ストロベリーフィールズ フォーエヴァー」みたいだな。



コメント (2)
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西部講堂 2010年秋

2010-11-22 10:40:15 | Weblog


昨日は素晴らしかった。

山口冨士夫は健在であった。

白髪にサングラス、

ギターも歌も、(多少ヘロヘロな場面もあったが)

凄みを増していた。

抱えていたのは歳月と、

チェリーレッドのギブソンES335。

あの昔の「村八分」のライブ盤で使ってたのと

同型のギターだ。

40年の年月がそれだけでくにゃっと曲がって、

西部講堂ごと時代がタイムスリップする。

1970年へ?いや、年代なんか関係ない時空へ。


黄色がかった満月の前庭で、

飲みながらライヴを待っている時間も心地よかった。

隣の建物から聞こえてくる吹奏楽部の学生の

合ってるような、合ってないようなブラスの音。


蛇足みたいだが、冨士夫さんの前に出た「オシリペンペンズ」も良かった。

あの異様な楽曲のセンスはもはや「才能」だと思う。

もしくは「天然」か(笑)。


本当なら「ドリルマン」も観れたのにな、と思うと

少し哀しかった。

キューゾーくんの復活を願う。


そして俺自身も、

復活しなくちゃ と思う。




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