亡くなったはずの盟友が、
どこかの野外のステージの上から
緑色の長い髪をかきあげ
以前のように瞳をぎらつかせながら
俺に言ったのだ
「ギター弾いて欲しいねん」と。
俺は、
2秒ほど迷ってから
「やる」と言う。
そういう夢を昨晩、見た。
妙に鮮明な夢。
さて、どういう意味なのか。
君は何を欲している?
俺はどう動けばいい?
--------------------------------------------------------------------
晩秋の夜は透き通った闇に
同化していく世界の立てる小さな音が
僕の上に
細い雨みたいに降って
そのあいだじゅう
永遠に失われた歌が
頭の中でだけ鳴り続ける
--------------------------------------------------------------------
懐かしの「聖なる酔っ払い」よ、
あの頃の事は今や、
僕と君しか
憶えていないみたいだぜ。