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歌練近況

2020年11月01日 10時12分18秒 | オペラに挑戦
昨日は歌練。 両講習共本格的になってきた。そんな中自分の能力は向上してるのやら。

【ベルカント唱法】
 参加してるのは8名、男は僕1人。9名のレベルはそれぞれ。他の会で長く、キチンとやってきてる人もいれば、ぼくみたいなのもいる。個人的長所、欠点を指摘されるから間違いなく勉強にはなってるはず。
 この講義が始まったころは「ここがだめなんだな。こういう方向で修正していけば」くらいは解った気分になれた。確かに先生から「良くなってるね」の評価をもらっているんだが、昨日の指導内容じゃ、早壁に突き当たってるようです。
 毎回指摘される欠点は「音が低めになること」。自分では「その振動数」まで上げてるつもりなんだけど、先生の耳には数%低い振動数で聞こえるようです。僕1人よく「ピアノに体つけて、振動を体感して」という指導をされてます。お尻あたりから伝わってくる振動と首から上で起きてる振動を「合わせろ」ということなんだろうけど、ズレてることが体感できてない。そんな簡単じゃないっていうの。加齢からくる「音感のボケ」じゃないかと思うくらい。
 ・息をしっかり吸って、腹に圧力を感じて。
 ・針の穴を通すような密で、圧のある発声。
 ・口は大きく開けないが、口の中は大きな空間で。
 ・サボらず、ひとつひとつを丁寧に。
 ・レガートに (デジタルじゃなくアノログで)
他にもいくつか唱法でいわれてるんだが、ぼくが意識してなくちゃいかんポイントはこの5つかな。上の3つを守れれば「音程が下がらなくなる」と先生からは言われてる。
 この講義 個人で歌うことが多く、人の声を聴くことが多い。これが意外と勉強になるのと、みんなが上手くなってるのが聞ける。「持続できるか」という問題はあるんだが、「出来る、出来た」という経験は大きいと思う。小さくて、ひ弱で、この声は飛んでいかないなと思ってた声が響くようになって、飛ぶ感じに聞こえてくるのは凄い。自分はどうなのかな。良くなってると聞かれてるんだろうか。聞いて勉強材料になるんかな。先生は「いい例だ、タケチャンうまく歌ってくれた」と教材扱いが多いのですが。

  教材として練習にしてる「ニーナ」 パバロッティーが歌ってる
                   ホヴォロストフスキーが歌ってる

【 椿姫 】
 暗譜の方はある1か所以外はほぼ覚えました。練習速度でならほぼ着いていけるかな。本チャン速度では全くだめな所もまだあります。まっこんなもんでいいでしょう。覚えられない1か所は模範でゆっくり歌ってくれた音源が無いのと、やたら早く、かつ音の上がり下がりが激しくて、メロディーにできないんです。ラから1.5オクターブ下のミに下がるんですが、こんなの今までお目にかかったことが無い。模範無しでは解読不能。
 昨日から練習場の最後列で立って歌うようにしました。立って歌わないと唱法で書いた欠点が出てしまって、歌えてるのやら歌えてないのやら解らないんですよ。それと自分の暗譜が正しいかどうか先生が指摘してくれるメリットも有ります。全員で歌ってても僕声でかいから先生からするとちょっとの違いが耳につくんでしょうね。「タケチャン 休符を意識して、音下がりぎみ」 こんなのたくさん飛んできます。名指し多いですが、僕からすれば嬉しい指摘、最高ですよ。
 椿姫 合唱団の聞かせ所「2幕の夜会場面」を練習してます。ここは合唱団が主役の場面、これからも徹底して練習するはず。ある女性団員と「ここだけをみんなで着飾って歌いたいね。このYoutubeみたいに。」と話してるくらいカッコいい歌です。昨日やっと通して歌いました。やはりいい場面です。ますますここだけの歌会をやりたくなってきた。
 今月はマエストロがレクチャー公演とわれわれの練習を見に帰国してくる。前回のトスカも彼の指揮だったので、まっ旧知の仲ってところ。彼の椿姫の解釈を聞くのも楽しみ。

もうやめておこう。どうもこの話題になると長くなるな。
コメント (2)
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