goo blog サービス終了のお知らせ 

藤沢でプロを聞く

2016年01月17日 21時19分00秒 | オペラに挑戦
  藤沢の芸術文化事業財団が主催するプロお2人のガラコンサートを聴いてきた。

聴かせてくれるプロはソプラノ安藤赴美子、テノール西村悟のお2人、解説とピアノ伴奏は園田隆一郎さん 藤沢市民オペラ芸術監督をされてる方という3人だけのコンサート。

このお三方とも当然知らない。(案外有名なソリストさんだったのかも)入場料が3000円だとちょっと気が引けてて、あきらめてた矢先に、地元タウン誌に無料招待の記事があった。早速2通の応募を送ったら両方とも当選。やはりオペラはマイナーの感だし、小さいタウン誌では応募も少ないはず。当選するだろうと予測もしてた。
1枚は友人にプレゼントした。しっかり友人と使ってくれたよう。僕はかみさんと2人で聴きに行った。

3000円が高いといったん捨てた公演だったが、聴いてみて実にすばらしい中味だった。良かった。タダだったからじゃ決してない。うれしかったのはテノール。こんなきれいな声のテノール歌手が日本にもいるんだと再認識。ソプラノさんもうまいんだと思うのですが、「ずば抜けて」と思うほどではなかった。
だからテノールの西村さんについて。
すばらしいと思ったのですが、先に僕が思う欠点を。綺麗過ぎて、合う歌合わない歌があるように感じたんです。
オペラの男役ってどこか癖があって、色を感じる役が多いと思うのですが、西村さんはそれがない。その分今ひとつ楽しくなる歌じゃないように思えたのです。なまいきか? でも今日聴いてみてこの感じをつかめたのはいい収穫。オペラのアリアを聴かせてくれると「綺麗すぎちゃう。おもしろ味に欠ける」。ロシア民謡のような情緒豊かな、マイナーの歌曲を歌わせたら最高の歌唱力じゃないですかね。「最高」と思うほど綺麗で上手いです。そこは絶賛。
蝶々夫人のピンカートンを聴かせてくれましたが、ピンカートンって簡単に言えば不良じゃないですか。その感じがどうしても出てこない。その点では座間の先生のテノールの方がおもしろいと思うのです。=上手いと思うのです。
そこに気づいて、振り返ってみるとパバロッティ―とかドミンゴという有名テノールさんって色があるんだと解った。そして「だから歌って難しいものなんだ」と再認識したコンサートでした。
ついでに聴いてびっくりしたこと。  国際的な歌唱コンクールではだいたい3次試験くらいまであるらしいんですが、歌う言語は3つ必要なんですって。西村さんは伊語、仏語、ロシア語の3つでコンクールに出、2位になったらしいです。
それと安藤さんが昔話で「まだ発声も知らない時に・・・・」と話してくれました。ソリストさんって発声の勉強を通して声の出し方を根本的に変えることから始めてるんじゃないですかね。普通の会話だと話が聞きづらい感じがするのはそのせいだろうとかってに想像するに至りました。
いろいろありましたが、有意義なタダのコンサートでした。7月にも次回があるらしい。また「ただ券」を狙おう。
コメント (14)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

1月17日

2016年01月17日 10時08分28秒 | つれづれなるままに
NHKラジオに早朝「今日は何の日」という情報コーナーがある。これを聞くのも日課だ。この日過去にどんな事件があったかを知るのはいろいろな連想も生むという点でおもしろい。

そして今日は21年前に阪神淡路大震災が発生した日だ。他にどんな事件があっても、1/17を語るのにいの一番、絶対にはずせない事件だ。「もうあれから21年かよ」。44,5歳バリバリのサラリーマンだった。「関西で地震があったらしい」程度の情報で普通に会社に向かった。会社に着いたのが8時頃だったと思うが、来てる人がみなTVの前に釘付けになってた。TVでは燃える街が映ってた。建設会社だったので、それから長い間通常業務をこなしながら、震災復旧がらみの飛び込み仕事をこなしたっけ。もう詳細には覚えてない。「これから何がどうなるんだろう」と大きな不安を感じた1日だった。

いやいやこれを書きたくてこの記事を書き始めたわけじゃないんだ。
他にも凄い事件があった日なんですよ。何年の事件だかは聞き洩らしてるんだが。
ひとつは 「湾岸戦争」勃発の日 なんですね。
それともうひとつ、(これを聞いて記憶になく、事の大きさに驚いてこの記事を書く気になったんだが)
 米国の爆撃機B52が水爆を4つ積んで墜落するという事件があったんだそうです。どこでかは聞き洩らしたのですが、米国内でしょうね。そうでなかったら世界的問題になって記憶に残っただろうから。
幸い爆発はせず、若干の放射能漏れで済んだとか。墜落しても爆発しなかったという点はもっと驚き。
怖い怖い。
1月17日は 「怖い日」「危険な日」ということなんでしょうね。
こういう怖い日として僕はもうひとつ「9月11日」が記憶されてるんです。それはまたその時に。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする