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解散は姑息

2014年11月12日 08時16分21秒 | 国を憂う
突然衆院解散が語られだした。ほんとに突然だ。とうの安倍さんも中国に行く前は全く考えてなかったと推測する。
とある参謀がいろいろ分析した結果「やってはどうか」と打診したんだろう。それに安倍さんが「そうだね」と乗ったんだと思う。新聞に書かれてる諸般の実情分析を読むと「安倍さんにとっては絶好のタイミング」と合点がいく。だから年内解散必至と見る。

僕は解散に反対だ。「大義がない」はもちろんだが、やり方が「姑息」につきる。
「国民の生活を考慮し増税を延期しました」と点数をとって勝とうと考えてるのだろう。習さんと握手して「関係改善も一歩前進した」(ほんと?)これも加点材料なんだろう。それで選挙に勝ったら、「私のこれまでの政権運営は支持された」と言うに決まってる。
今は火のてを上げず、眠らせてる「特定秘密法」「集団的自衛権」なんかも堂々と表通りを歩きだすだろう。原発再稼働は加速されるだろう。経済政策(アベチャンミックス)も間違ってないんだと強調するに違いない。今の臨時国会で論議されてる「国情の的を得ていない迷法案達」も「厚生大臣の失態」も「2閣僚の辞任」も「金に係わるきな臭い話」も全て「ゴワサン」にできる。

そもそも「今回増税できない」こと自体安倍さんの経済政策の失敗が原因ではないのか。第一、第二の矢は打ったが、「第三の矢」(成長戦略)が飛ばないからでしょう。第三が効かないからばらまいた金が溜まる所に留まってて循環にならず、「冨の格差」を増幅しただけに終ってる。そこへさらなる金融緩和。ますます格差が広がる結果になるのは火を見るより明らか。

さてそんな自分の失敗すらも加点材料に使おうとする(見せかける)「アベチャンパラダイム」を「姑息」なと思うのだ。結局党利党略と自己保身だけの解散ということだ。国民は「いい迷惑」と思わなければいけない。
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