今日も一期一会

「本が好き♪図書館ブログ」のタイトル変更
本好きholyの覚え書き的日常のあれこれ

「本が好き♪図書館ブログ」からタイトル変更

19年目のholyのブログをそのまま残します。 同じ時は二度とやって来ない。これからも毎日を「一期一会」の心で過ごします♪

9年

2020-03-11 | いろいろ
東日本大震災から今日で9年、今年も3月11日がやって来ました。

世界中で新型コロナウイルスが猛威を振るっている昨今、あの大震災後のことを良く思い出します。
被害は東日本広範囲に及び、
誰もがその瞬間の恐怖、その後の苦労を今でも逐一話せるほど忘れられない出来事です。
死者15,899人、行方不明者2,529人、原発の爆発、住居の全半壊40万戸、
家や道路など建造物への被害、ガソリン・水・食料品の不足、計画停電、電車の間引き運転、
目に見えない放射能の恐怖、TVからは笑える番組が消え、昼も夜も過剰な照明は消えました。
私的なことでは、娘の大学卒業式は避難できる平服での参加とされ、歌も花も無かったです。

今も大変な状況ですが、9年前のことを思えばまだ頑張れる、そう思いたいです。
いつか必ずこの混沌は終息するはず、そのために今自分が出来ることをしなければ!
そして、今後、社会の形がまた変わることでしょう。

日本は、3月に大きな事件が起こるような気がします。
昨日3月10日は第二次世界大戦中の東京大空襲(1945年)から75年、東京で約10万人が命を落としました。
3月20日は1995年(平成7年)に東京都で発生した同時多発テロ事件「地下鉄サリン事件」で、
死者13人、負傷者約6,300人。

これから春を迎える良い季節なのに・・・(私は花粉症に苦しんでますが…)
冒頭画像は、3年前のらん展で購入してた胡蝶蘭、今年も22個の花が開花、まだ蕾が13個あります。
庭のこぶしの花も咲き始めました。
 
春がやって来ました!

カルトナージュ

2020-03-08 | いろいろ
月に1回ほど参加させていただいている手芸教室に参加しました。
少人数での講座ですし、家にいても暗いニュースばかり見て心が塞ぐので出掛けました。

今日の講座は「カルトナージュ(Cartonnage)」、発祥の地はフランスです。
フランス語で厚紙を意味するcarton(カルトン)に由来する言葉で、
厚紙を組み立てて、紙や布を張り付けた箱類を指します。
前から興味はありましたが自分にできる自信がなく、またわざわざ遠くへ習いに行くのも…と思っていたところ、
公民館でアクセサリーやパワーストーンストラップ作りを教えてくれた友人がカルトナージュ講座を開くとのこと、
喜んで参加申し込みさせていただきました。

初めてなのでドキドキでしたが、「好きな布を選んでください。」からワクワク♪
あーでもない、こーでもないと布の組み合わせを考えるのが楽しいです。
厚紙は牛乳パック、見た目以上にたくさんのパーツがあり、ボンドを使って布を貼り付けていきます。
初めてなので布地によるボンドの量の調整がわからず、両手指先はボンドでベタベタ!
角の部分がキチンと揃うことが大事、なのに、布を切り過ぎてしまったりするたび、
先生が微妙な手直しをしてくれます。
新しいことを教えてもらい、お喋りしながら手を動かして物を作り上げるのは楽しい♪
内側はレースを貼ってアンティーク調に仕上げ、初めてにしては素敵に出来上がりました!
 
先月は、こんなアクリルビーズを使ったネックレスを作りました。
後ろはマグネット留めなのですが、「服によって長さ調節できると良いなぁ…。」とのつぶやきから、
5㎝の長さ調節が出来るという工夫を凝らした作り方を教えてもらい、まさに手作りならではです!
先月も今月も、付きっきりで丁寧にお教えいただき感謝感謝です。

車で15分ぐらいの距離で、超格安の講師料&材料費、そして日曜日に開講してくれるのも有難いです♪
この他にも、エコクラフト手芸、レジン手芸、紐編み、ワイヤーアート、などの講座があり、
来月は何に参加しようかなぁ、と今から楽しみです。

日本アカデミー賞

2020-03-07 | 映画
昨夜、日本アカデミー賞の発表がありました。
新型コロナウイルス感染予防のために、こちらも無観客での授賞式となったようです。

作品賞は、政権の闇に立ち向かう女性記者とエリート官僚の葛藤を描いた藤井道人監督の『新聞記者』、
官僚役の松坂桃李♡が主演男優賞、記者役のシム・ウンギョンが主演女優賞、と、
この映画がメインの最優秀賞を獲得しました!
この映画が最優秀賞に選ばれ、「日本アカデミー賞を見直した!」という声もあがっています。
ノンフィクションという設定でありながら、まるで今の政権とあの問題のレポート映画のようだそうです。
観に行きたいと思っていたのに、(どんな事情か)上映が早く打ち切られてしまい残念ながら見ていません。
凱旋上映があるといいな♪

最多4部門で受賞したのは『キングダム』、これはドキドキしながら観た映画でした。
吉沢亮が最優秀助演男優賞、長澤まさみが最優秀助演女優賞、その他、最優秀撮影賞、最優秀美術賞。

大いに話題となった映画『翔んで埼玉』も、監督賞、脚本賞、編集賞と、3部門で最優秀賞を受賞!
なんと、イタリアで開催された第21回ウディネ・ファーイースト映画祭でマイ・ムービーズ賞を受賞、
アメリカ・シカゴで行われたアジアン・ポップアップ・シネマでも観客賞を獲得!
地域格差ネタは、海外の人たちにも大ウケだったようで、埼玉は世界で有名に?!
今後は海外で「どこから来たの?」と聞かれたら「東京の近くから」と答えなくても良いかも♪

近隣の映画館は開館していますが、ちょっと映画を観に行く気になれません。
もし何かあった時「自己責任」の言葉が重くのしかかり、手洗い・うがい・除菌・マスクの日々、
早く平穏な日々がみんなに訪れますよう、祈っています。
きっと来ますよね!!

凪良ゆう 著 『流浪の月』

2020-03-05 | 本の紹介
2月の読書は以下の8冊、先月はあまり外出しなかったので読書が捗りました。
本屋大賞ノミネート作を中心に読みました。

『むかしむかしあるところに、死体がありました。』 青柳碧人 双葉社
『夏物語』 川上未映子 文藝春秋
『ライオンのおやつ』 小川糸 ポプラ社
『夢見る帝国図書館』 中島京子 文藝春秋
『流浪の月』 凪良ゆう 東京創元社
『ムゲンのi(上)』 知念実希人 双葉社
『ムゲンのi(下)』 知念実希人 双葉社
『「空気」を読んでも従わない: 生き苦しさからラクになる』 鴻上尚史 岩波書店

今日紹介するのは凪良ゆう 著『流浪の月』 東京創元社 
2020年本屋大賞ノミネート作、第41回(2020年)吉川英治文学新人賞候補作です。
初めて読む作家さん、10年間「どこまでも世間と相いれない人たち」を書いてきたそうです。
作品の内容は、
少女が青年に出会い、二人はひょんなことから「被害者」と「加害者」とされてしまいます。
世間が二人に貼るレッテルと同情は、当事者には苦痛でしかなく、
「優しさや善意は時にきついものだということが、書くうちに浮き彫りになっていった」そうです。
様々な葛藤の末世間のルールから自由になると決めた時、二人には新たな居場所が出来上がります。

小川糸 著『ライオンのおやつ』は終末期医療を描いており、それも実に考えさせられました。

隣町の公立図書館は、感染予防のため3月4日~3月16日(予定)は臨時休館となってしまいました。
子どもたちの学びの場、居場所が次々と閉鎖されていく…、心は大丈夫だろうかと心配です。

臨時休校

2020-03-03 | 学校のこと
今日から、本校は全面的に臨時休校となりました。
予定では春休みに続けて休校ですので、次に生徒たちが登校するのは始業式の4月7日(火)、
1ヶ月以上生徒たちの姿が見えなくなります。
生徒たちのいない学校は、がらんとしひっそりとしていて淋しく、眠っているようです。

夏休み中は、図書館を学習に利用する生徒たちでいっぱいですから、
1か月以上生徒たちが来ないのは、初めてのことです。
急に3学期が終わってしまったので、私は図書館の仕事がいくらか残っています。
受験真っただ中の生徒たちのためにドラッグストアを探して見つけてカウンターに置いておいた、
除菌作用のある次亜塩素酸も持ち帰りましょう。
 
今日、3月3日は五節句の内の上巳の節句(桃の節句)、
我が家はタペストリーと大倉陶園の「歳時記シリーズ」の飾り皿を出すにとどめました。



卒業式

2020-03-02 | 学校のこと
今日は卒業式、新型コロナウイルスの影響でかつて経験したことのない式となりました。
各クラスの教室に集まり、スタジオからの放映によるTV画面からの祝辞、担任からの卒業証書授与。
(本校HPの卒業式記事
記念撮影用にステージ上を飾っていた花々が早速学校正面玄関ホールに飾られ、甘い花の香りでいっぱいです。


そして、3年生が読む今年度最後の図書館だより「Library News 3月号」を発行しました。
こちらです(Yahoo版Google版
今月号の特集は 「卒業・修了おめでとう!!」
毎年3月号には、卒業生へ贈る詩を一編載せることにしています。
今年は、大変な状況の中、新しい生活へ踏み出す生徒たちへのエールを込めて
宮沢賢治の『生徒諸君に寄せる』を載せました。
とても長い詩なので、本当はあまり好ましくないことですが抜粋して載せました。
全文はこちら

今月の作家は、今年生誕100年となる詩人の石垣りん氏を取り上げました。
詩作のかたわら、大正生まれの女性ながら定年まで会社勤めをし、
日常語を用い、働く女性を描いた詩や戦争体験に基づく社会性のある作品を発表しました。
「私の前にある鍋とお釜と燃える火と」「表札」など、国語科教科書にも採用されています。

そのほかの記事は、この1年間のベストリーディングとベストリーダークラス。
ベストリーディングTOP5は、

第1位 『一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書』 山崎敬一郎
第2位 『キャッチャー・イン・ザ・ライ』 J.D.サリンジャー
第3位 『本と鍵の季節』 米澤穂信 集英社
第4位 『早わかり日本史』 河合敦 日本実業出版社
第5位 『落日』 湊かなえ 角川春樹事務所

この3年間、圧倒的読書量を誇った3年生女子生徒や、
クラスぐるみで毎日図書館を利用していた3年生が卒業してしまい、とても淋しいです。

みんな卒業おめでとう!
大きな志と夢を持って、自立への道を進んでくださいね。
保護者の皆さま、学校へのご支援ご協力ありがとうございました。

無観客

2020-03-01 | 音楽
今日は、娘の所属する大学OBオーケストラの演奏会へ今夏同様ちびっ子たちと行く予定でした。
ところがこの新型コロナウイルス感染問題、直前まで開催の方向だったようですが、
一昨日、残念ながら公演中止というお知らせ・・・
それでも、ホールは借りてしまったし、
みんな忙しい仕事の合間を縫って練習に集まり、今日のためにせっかく仕上げた演奏、
聴衆をホールに入れない無観客演奏会となったそうです!
そして、公演映像または音源を希望の方に実費負担での送付を検討しているそうです。

指揮:今井 治人
曲目:メンデルスゾーン 序曲「フィンガルの洞窟」
   ドヴォルザーク 序曲「フス教徒」
   シューマン 交響曲第3番「ライン」

動画サイトでこれらの曲を聴きながら一日過ごしました。

今月中旬に予定していた楽しみな古典芸能の公演も、中止とのお知らせが・・・
残念なことですが、安全安心のためには致し方ありません。

「無観客」というのは歓声や拍手が無くて、やっている方は張り合いがないでしょうね。
各種スポーツも無観客で開催されているものもありますが、映像を見ると練習のように思えてしまいます。
でも、今日の選手のみ参加の東京マラソンは、沿道に応援の方々がいらっしゃいましたね!
孤高で頑張ってきた大迫選手が日本新記録での日本人トップの4位入賞、
心が晴れやかになり、元気が湧いてくるような気がしました♪

マスク問題も、国は「増産している」と言っていても全く状況は変わらず、
「国は信じられない」という不信感から家族のために自衛しているのですよね。
(と思いたい・・・弱みに付け込んで金儲けしている極々一部の人を除く!)
今日は一日在宅していましたが、きっと日本中の方が外出を控えていたでしょう。
我が家から見える県道の交通量がとても少なく、町中がひっそりしているようでした。
少しは感染の拡大が収まると良いのですが・・・祈