今日も一期一会

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本好きholyの覚え書き的日常のあれこれ

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19年目のholyのブログをそのまま残します。 同じ時は二度とやって来ない。これからも毎日を「一期一会」の心で過ごします♪

凪良ゆう 著 『流浪の月』

2020-03-05 | 本の紹介
2月の読書は以下の8冊、先月はあまり外出しなかったので読書が捗りました。
本屋大賞ノミネート作を中心に読みました。

『むかしむかしあるところに、死体がありました。』 青柳碧人 双葉社
『夏物語』 川上未映子 文藝春秋
『ライオンのおやつ』 小川糸 ポプラ社
『夢見る帝国図書館』 中島京子 文藝春秋
『流浪の月』 凪良ゆう 東京創元社
『ムゲンのi(上)』 知念実希人 双葉社
『ムゲンのi(下)』 知念実希人 双葉社
『「空気」を読んでも従わない: 生き苦しさからラクになる』 鴻上尚史 岩波書店

今日紹介するのは凪良ゆう 著『流浪の月』 東京創元社 
2020年本屋大賞ノミネート作、第41回(2020年)吉川英治文学新人賞候補作です。
初めて読む作家さん、10年間「どこまでも世間と相いれない人たち」を書いてきたそうです。
作品の内容は、
少女が青年に出会い、二人はひょんなことから「被害者」と「加害者」とされてしまいます。
世間が二人に貼るレッテルと同情は、当事者には苦痛でしかなく、
「優しさや善意は時にきついものだということが、書くうちに浮き彫りになっていった」そうです。
様々な葛藤の末世間のルールから自由になると決めた時、二人には新たな居場所が出来上がります。

小川糸 著『ライオンのおやつ』は終末期医療を描いており、それも実に考えさせられました。

隣町の公立図書館は、感染予防のため3月4日~3月16日(予定)は臨時休館となってしまいました。
子どもたちの学びの場、居場所が次々と閉鎖されていく…、心は大丈夫だろうかと心配です。