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展覧会 「奇想の系譜展」 「東寺展」

2019-03-31 | アート
春の上野公園では興味深い展覧会がいくつも開かれています。
春休みを利用して、精力的に楽しんでいます♪

まずは東京都美術館で開催中の「奇想の系譜展 江戸絵画ミラクルワールド」、しばらく前に行きました。
これは50年近く前の1970年に美術史家・辻惟雄氏が記した書『奇想の系譜』がもとになっています。
      
今年2月にこの展覧会に合わせて新版が出版され(右)、カラーで大判になり新たな図も加えられ、
若冲をはじめ江戸の絵師たちに起こった絵画について各章最後に新原稿が追記されています。
『新版 奇想の系譜』 辻惟雄 小学館(本校図書館にあります)

辻氏がこの本に取り上げるまでは、葛飾北斎など江戸時代の名だたる画家と比べ「その他大勢」とされていて、
正統派美術史に対し江戸のアヴァンギャルドな画家たちは評価されていなかったのです。
今や、「若冲ブーム」「江戸絵画ブーム」「日本美術ブーム」!
この本で紹介された江戸時代中心の画家6人(岩佐又兵衛、狩野山雪、伊藤若冲、曽我蕭白、長沢芦雪、歌川国芳)に、
白隠慧鶴、鈴木其一を加えた8人の代表作がたくさん展示されていました!
私もこの数年、若冲蕭白国芳白隠、らたくさん観ました。
個性あふれ強烈で面白い彼らの代表作が一堂に観られるという、見どころ満載の素晴らしい展覧会でした!
 
千疋屋でイチゴのデザートプレート♪ 歩き回った疲れが取れます。

それから先日、東京国立博物館(トーハク)での特別展「国宝 東寺─空海と仏像曼荼羅」
 
ここで会いたかったのはこの方!国宝「帝釈天騎象像」イケメンです!!(この像だけ撮影可でした♪)
8年前に大学生だった娘と二人で京都を旅行した時、東寺へ行き、
誰もいない東寺講堂でこの像を拝観し「超イケメン!!」と盛り上がったたことを思い出しました。
823年に弘法大師空海が嵯峨天皇より東寺を賜り、真言密教の根本道場としました。
展覧会では、空海が作り上げた曼荼羅の世界を体感できる講堂安置の21体の立体曼荼羅のうち、
史上最多となる国宝11体、重文4体、合計15体が出品、彫刻、絵画、書跡、工芸など密教美術の最高峰を見ました。
密教という性格上なのか、男性がとても多かったのが印象的でした。
今、東寺の御影堂は2019年末まで修理中、京都在住の寺社建築に関わる友人もそれに関わっているそうです!
 
友人と銀座でフレンチコースランチ、美味しいものは外せません♪

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