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19年目のholyのブログをそのまま残します。 同じ時は二度とやって来ない。これからも毎日を「一期一会」の心で過ごします♪

展覧会「TRIO パリ・東京・大阪 モダンアート・コレクション」

2024-08-22 | アート
今日は二十四節気の処暑、ちょっぴり夏の終わりを感じた一日でした。

先日、都内で予定していた用事が急になくなり、ぽっかり空いた一日、
行きたいけど行けそうになく残念に思っていた展覧会へ行ってきました♪

まずは、北の丸公園にあり日本で最初の国立美術館である東京国立近代美術館へ、
展覧会「TRIO パリ・東京・大阪 モダンアート・コレクション」開催最終週でした!
モダンアートコレクションのパリ市立近代美術館、東京国立近代美術館、大阪中之島美術館、
この3館のコレクションから共通点のある作品でトリオを組み、構成するという展示です。
一番見たかったのはこれ!萬鉄五郎《裸体美人》
上から目線でこちらを見つめる女性がトラちゃんのように「はて?!」と言っている気がします。
 
「横たわる女性」をテーマとした絵が3館の美術館から選ばれ、このように展示されています。
西洋絵画の歴史の中で横たわる女性像といえば美しく、守り、見る存在として描かれますが、
この3枚の絵画の女性たちは、自分をありのままに表現してパワーを感じます。

同じテーマ・モチーフでも画家や時代、地域によってまるで違う感じの絵になります。
お気に入りの画家ルネ・マグリットの《レディ・メイドの花束》
 
安井曽太郎《金蓉》5カ国語をあやつる才能を活かしてホテルで働いていた女性がモデルです。

以前、TV美術番組で知り実物を見たかった倉俣史郎氏の薔薇の浮かぶ椅子《ミス ブランチ》
 
人気の画家 奈良美智さんの《In the Box》2.2m×1.9mの大きな作品。
近代美術から現代美術まで、著名な画家の作品が多い充実の展覧会、
見応えたっぷり大満足でした!

もう一つ、近代美術館からお濠を半周周ったところにある好みの美術館「出光美術館」へ。
帝劇ビルが建替え工事のため今年いっぱいでしばらく閉館するに伴い、この美術館も休館します。
開催中だったのは「日本・東洋陶磁の精華─コレクションの深まり」
美術館が所有する日本・朝鮮・中国の陶器(こちらも偶然トリオ!)が展示されていました。
重要文化財や重要美術品等の素晴らしい作品がたくさん!

いつもそれほどの人出ではなく、ゆったりじっくりと鑑賞し焼き物の世界に浸りました。
美術館は皇居のお濠に面した帝劇ビルの9階にあり、作品鑑賞後は9階の展望ロビーで、
冷たいお茶(無料♪)を飲みながらソファーに座って皇居をしばらく眺めました。
皇居の緑、空の青、雲の白、まさに真夏の風景です。
展示は日本の書画、中国・日本の陶磁器など東洋古美術が中心なので、今まで何回も来ていて、
しばらく休館してしまうのは寂しいですが、再開されるaで待っています♪