3連休ですが、病み上がりなので自宅でおとなしく読書しています。
風邪の後インフルエンザに罹る方も多いと聞き、ずっと楽しみしていた明日の約束も残念ながら諦めました。
大切なチビちゃんたちに病気がうつっては大変ですから!
なので、今日はしばらく前に観に行ってきた「ブリューゲル展 画家一族 150年の系譜」の記事を書きます。
上野の東京都美術館にて開催中。
ブリューゲルは16世紀から17世紀のフランドル(現在のベルギーにほぼ相当する)地方の画家、
ベルギーに4年住んだ間に相当数のブリューゲルの絵を見たのにわざわざこの展覧会へ行こうと思ったのは、
その出品のほとんどが美術館で見られない貴重なプライベート・コレクションが中心だということと、
150年に渡って優れた画家を輩出し続けた「ブリューゲル一族」の流れをちゃんと知りたくなったからです。
画家の名門ブリューゲル一族の始まりは、1525年頃にフランドルに生まれた「ピーテル・ブリューゲル1世」。
日本では《バベルの塔》で人気ですが、伝統的なキリスト教テーマの作品や不思議な生き物が溢れる世界、
農民の姿や雄大な風景など、多彩なテーマを手掛けて人気を博した偉大なる「元祖ブリューゲル」。
ピーテル1世の長男ピーテル2世は、人気が高くて需要が多かった父親の作品の模倣作を数多く手掛けました。
ピーテル・ブリューゲル1世の名と作風が広く知られるようになったのは、彼のお蔭でもあったそう。
ピーテル1世の次男ヤン1世(ピーテル2世の弟)は父から絵画の才能を兄以上に受け継ぎました。
風景画や風俗画、豪華な花の絵などを数多く手掛けて高く評価され「花のブリューゲル」とも呼ばれました。
ヤン1世の息子で寓意画と神話を得意としたヤン2世(ピーテル1世の孫)、
ヤン2世の息子で静物画で名声を得たアブラハム(ピーテル1世のひ孫)、
など、4世代150年にわたる一族の作品など約100点を見て、
16世紀から17世紀にかけてのブリューゲル様式の変遷をたどることができました!
4世代にもわたって同じ職業で歴史に名を残すというのは、あまり例のないことのように思います。
2階はフラッシュなしでの写真撮影可で、ゆっくりと好きな絵を撮影することが出来ます♪
お馴染みの美術館売店には、ベルギーの名産品もたくさん売っていて懐かしかったです。
その中に、ゴブラン織りも売っていたのですが、それらを見ていてハタと思いついたのが、
我が家がベルギーで買ってきた花の絵のゴブラン織りタペストリーの元絵は、
もしかしらたブリューゲルではないかと!?
これなのですが・・・
ちょっと検索してみたところでは、同じような絵を見つけることは出来ませんでした。