今日も一期一会

「本が好き♪図書館ブログ」のタイトル変更
本好きholyの覚え書き的日常のあれこれ

「本が好き♪図書館ブログ」からタイトル変更

19年目のholyのブログをそのまま残します。 同じ時は二度とやって来ない。これからも毎日を「一期一会」の心で過ごします♪

高橋源一郎 著 『ぼくらの民主主義なんだぜ』

2015-08-15 | 本の紹介
戦後70年の終戦記念日の今日までにどうしても、と思っていたこの本を読了しました。

高橋源一郎 著 『ぼくらの民主主義なんだぜ』 朝日新書

2011年4月から2015年3月まで、朝日新聞に大好評連載された「論壇時評」に加筆して新書化されたものです。
東日本大震災からの4年間、大きく変わっていく日本を語っています。
震災と原発、特定秘密保護法、若者の就活、ヘイトスピーチ、従軍慰安婦、表現の自由などを取りあげながら、
壊れた日本を作り直す、絶望しないための48か条、と帯に書かれています。

この本の題名を見た時に、ハッとしました。
そうだ、日本は民主主義の国なんだ、そしてそれは私たち国民のものなのだ、
と、改めて思いました。
そんなこともつい忘れているほど、国の支配が強くなっている昨今なのかもしれません。
そして、それは怖い流れとなっていはいないでしょうか?

戦後70年という節目の終戦記念日、多くのメディアで様々な情報が提供されました。
(飽きっぽい日本人、明日から波が引くように戦争の話題がなくなってしまうのかもしれませんが…)
なるべく多く、それらを見るようにしています。
昨夜、TV放映された映画「火垂るの墓」も何度見たかわからないほどですが、また見て、また涙しました。
殺さなければ殺される、敵対国の人は人間だとは思わなかった、そんな残酷な話ばかりです。

私の両親は、戦争中に子ども時代を送っていましたので、戦時中の話を良く聞きましたが、
何を話しても「戦争は嫌だ。」と最後に言います。
戦後生まれが日本人の8割を超えた今、語り継ぐということは難しくなってきました。
ただ、戦争を知らない世代も「今の平和な日本のままでありたい。」とは言えるのではないでしょうか。
この本では、それはとても大事なこと、と言っていました。

綺麗な花を見たり、美味しいものを食べたり、家族や友達と楽しく過ごしたり、
そんな毎日がずっと続きますように。

 

 

地元の花火大会、2階のベランダから楽しみました♪