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池井戸潤 著 『半沢直樹 アルルカンと道化師』

2020-11-27 | 本の紹介
池井戸潤 著 『半沢直樹 アルルカンと道化師』(講談社)読了しました。
6年ぶりの半沢直樹シリーズ第5作、もちろん面白かったです!!

池井戸潤の作品はほとんど読んでいて、
第1作『オレたちバブル入行組』、第2作『オレたち花のバブル組』、第3作『ロスジェネの逆襲』、
第4作『銀翼のイカロス』まですべて読了し、TVドラマも全部見ました。
特に今年の夏から放映されていた第3作、第4作のTVドラマはコロナで中断したり、
たくさん登場した歌舞伎役者さんたちや俳優さんたちが、
テレビの中で大見得を切るかのような「顔面歌舞伎」!?が話題に。

第5作『アルルカンと道化師』は、本の帯に「探偵半沢、絵画の謎に挑む」とあり楽しみでした。
「アルルカンとピエロ」といえば、絵画に良く描かれるモチーフで、
2人の道化師、ひし形の模様のついた衣裳で全身を包んだずる賢いアルルカンと、
白塗りの顔で円錐形の帽子、白襟の付いただダブダブの白服を着た繊細で哀愁に満ちたピエロ。
特に有名なのが、オランジュリー美術館にあるアンドレ・ドランの作品と
 
プーシキン美術館のセザンヌの作品でしょうか。
絵画にまつわるミステリー♪ 美術鑑賞が好きな私はワクワクしながら読みました。

読み始めて「あれっ?」と思ったのは、時系列が第4作の続きではないこと。
東京中央銀行大阪西支店融資課長としての設定なので、第1作の後、になるのかな?
今までの半沢直樹の経歴は、東京中央銀行審査部調査役→東京中央銀行大阪西支店融資課長→
東京本店営業第二部次長→東京セントラル証券営業企画部長→東京本店営業第二部次長
となっていますよね。
若かりし頃の話なので、同じキャストでこの作品のTVドラマ化は難しい?!

これから楽しむ方のために内容は伏せますが、とっても面白かったです。
ついに追い込まれるか?とハラハラしながら読みましたが、最後に「倍返しだ!」出ました!
勧善懲悪の世界は守られていますので、どうぞ安心してお読みください。
本の最後には「フィクションです」と但し書きがありましたが、「もしかして○○?」とちょっと思ったりして…
現実には、こんな銀行員はあまりいないでしょうが、元銀行員であった作者の望みもあるのでしょう。
1998年に江戸川乱歩賞を受賞したデビュー作の『果つる底なき』には、
組織の悪と銀行員の辛さが強く描かれていて、最近の著作のようなスカッと終わる爽快感はありませんでした。

学校は昨日から2学期期末テスト。
8月から始まった2学期の終わりまであと1ヶ月です。
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