カワセミ側溝から

好きな言葉は「のこのこ」。好きなラジオ中継「相撲」。ちょっと苦手「煮た南瓜」。影響受けやすいけど、すぐ忘れます。

CMの威力の強さ

2016-03-01 | 掲示板

 先日おやじの会でH冨さんの車に乗せて頂いて移動したのだが、車の中でテレビ放送が流れていた。まあこれはそういう設定なんだそうだ。それは違法でもなんでもないことなんで、それ自体はいいのだけれど、流れていた番組がたまたま民放(どこの局なのか見当もつかない)で、番組の合間にひっきりなしにCMが流れる。僕だってまったく民間放送を見ないという訳ではないにせよ、気が付くとCMという感じで、ちょっと不思議な気がした。それだけ宣伝が多いということはあるんだろうけれど、本編というか、番組自体は一定の流れがあって、流し見てもそんなに気にならないのだけれど、宣伝というのはインパクトが強くて、あっという間に注意を引くような仕掛けが多いからではなかろうか。
 車中だから人と話をしている訳だが、CMになるといつの間にか目が画面を見てしまう感じなのだ。ふだんはあんまり民放を見ないし、見るとしても録画ばかりだからCMは飛ばしている。こんなにたくさんのCMを見るのは実に久しぶりだし、CMの内容は目新しいものばかり、出ている役者さんは知らない人ばかりだし、何の宣伝だったかよく分からないものも多かった。そんなことでいいのかどうかは知らないが、これだけ宣伝の渦にさらされると、ちょっと変な気分にはなる。東京地方に出張などにいくと、空港に降りた瞬間からやたらと宣伝にふれてしまって嫌な気分になるが、まあ、それと似たようなものだろう。それでも短時間だから何とか耐えられるにせよ、これが一日続くとつらいだろうな、と思う。
 さらにもう一つ言えることは、僕は聖徳太子ではないということかもしれない。家で食事をするときにはテレビはたいてい消しているのだが、それというのも、会話の内容がよく分からなくなるし、テレビの内容がよく分からなくなるからである。
 パソコンではマルチタスクを開くことはするんだけれども、基本的に今やっている画面を大きくして他のことは出来るだけ途中でしない。言葉の意味などはいまだに辞書を引くし、頭の中の整理のためには一度席を外して別の机でメモを取る。画面だけで何かやっていると、何か集中が途切れてしまうような感覚があるようだ。もちろん外国語だとか辞書以外の調べ物はしょっちゅうパソコンでやっているので、効率は逆に下がる。だから時々タイマーを掛けて、強制的に作業を終了させたりしている。一度切らないとパソコンはどんどん自分の時間を奪ってしまう。こういうモニターというのは、そういう中毒を人に強いる性質があるのではなかろうか。
 ところでそういうことではあるんだけれど、これもいわゆる老化の一つなんだろうね。いや、統計上はご高齢の人が一番テレビ視聴時間は長いらしいけど、それすら乗り遅れている現実かもしれない。先日やはりNHKの受信料もうっかり払ってしまったし、普通の録画NHK生活に戻るより無いようである。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする