カワセミ側溝から(旧続・中岳龍頭望)

好きな言葉は「のこのこ」。好きなラジオ中継「相撲」。ちょっと苦手「煮た南瓜」。影響受けやすいけど、すぐ忘れます。

警告音で慌てさせられるらしい

2023-11-05 | HORROR

 先日あるご年配の方から、パソコンで困ったという体験談を聞かされた。某会の事務局のパソコンでちょっとした操作をしようとしていたのだが、何もしていないのに(たぶんそんなことは無いだろうけど)サイレンのような警告音と共に、ウイルスに感染したので、セキュリティのアプリを緊急にダウンロードせよ(たぶんそんな感じのことらしい)と表示が出て、たいへんに慌ててしまったという。その画面を消そうにもなかなか消えないし、何しろ警告音が鳴りやまない。いろいろ考えたが、事務所の電話でこの会の事務局の人に電話したら、とにかく電源を消せということになって、再起動してもその画面が出るので、コンセントから電源を抜いてしばらくしたら治まったという。まあ、実際にソフトをダウンロードしたりしなければ感染しているとは考えにくいが、そもそも備わっているセキュリティソフトで感染の有無がわかるかどうかまでは、よく分からない。
 しかしまあ、対応としては間違ってなかったのではないでしょうか、などとある程度無責任に応じながらも、ほんとにこんな困った輩は、後を絶えないものなのだな、と思った。慌てさせて、平常心を失わせたうえで、誤った判断に導こうとする手口なのだろう。いわゆる「オレオレ詐欺」と似たようなものだ。
 他にもこんなメールが来るんですが、大丈夫でしょうか? という内容が「当選おめでとうございます。○○円当たりました。つきましては口座番号云々」とか「お荷物受取に関する通知」であるとか、まあ、わんさか来ておられる。危険だという噂を聞いていたので何もしてない、とは言っておられたが、迷惑メールに振り分けるべきであろう。
 でもまあ、確かにこんな危険がいっぱいの地雷原があちこちにあるような時代に、いつの間にかなってしまっている。僕らの若い頃には、統一教会とかオウム真理教とか、アムウェイとかのネットワークビジネスを騙るねずみ講くらいしかなかった。それらは確かに知り合いだけどたいした友達でもなかったひとからいきなり連絡が来て会おう、とか言われてのこのこ出ていくと勧誘されるという基本の落とし穴があったものだが、ネット時代になると、実に無差別に節操なく厚かましい。もう面倒で仕方ないが、根絶やしにするのも難しそうである。あくまで自分の身は自分で守らなければならない。妙な時代の中でサバイブしながら生きていくより仕方ないようである。皆さん、どうぞお達者で。
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