カワセミ側溝から(旧続・中岳龍頭望)

好きな言葉は「のこのこ」。好きなラジオ中継「相撲」。ちょっと苦手「煮た南瓜」。影響受けやすいけど、すぐ忘れます。

良い子は観てはいけません(2020年をふりかえる)

2021-01-22 | なんでもランキング

 これはもう、さすがにみても損するよ、という映画のご紹介。そんなの意味あるの? って感じなんだが、それでも観ようっていうつわものだっているんじゃないか、というおふざけであります。
 まずは「トレジャーハンター」なのだが、これは正直言って訳がよく分からないのである。しかし実話をもとにしていて、この映画を監督した人も俳優として出ている。要するに、このように面白い異国(日本人)の女がいたということに、この監督さんはインスピレーションを得たという訳だ。でも物語はつまらなくて、残念である。
 「新聞記者」は、面白くないだけでなく、ひどい出来栄えでの上に、頭が悪い感じだ。要するにジャーナリズムということの勘違いと偏見に満ちている。これだけひどいのも珍しいと思っていたら、日本の映画賞をとってしまった。うーん、付ける薬がないというのは、困った以上に呆れたことだ。
 「クライマックス」は、どう考えていいのかよく分からない作品だ。面白くはないが、実験的ではある。それは分かるが、この映画自画自賛していて、最高の映画だと自ら言うのである。外国人には困った人も多いのだが、この監督さんにも困りものだ。そうしてファンがいたりするのだ。自分たちのサークル内で頑張ってくれないものだろうか……。
 「マンディ」はカルト映画なので仕方のない面はあるが、見た人の多くは、失敗したなあ、と自分の選択を恨むに違いない。それだけ無駄な時間を買っている訳で、馬鹿である。しかしカルトな人々はこれを喜ぶ。人間というのは罪深いのである。
 「旅の終わり」は、あんがいいい映画ではある。そんな印象もあるかもしれない。でもまあ、失敗作であることに変わりはない。というか、あえてそんな風に作ってしまった感じもする。人が悪い監督が、僕らを馬鹿にして作ったのである。それは疑いないが、付き合った人が悪いことになっている。それが映画という作品なのだろう。
 ということで、後味悪く、映画篇は終了。


トレジャーハンター・クミコ/デヴィット・ゼルナー監督
新聞記者/藤井道人監督
クライマックス/ギャスパー・ノエ監督
マンディ 地獄のロード・ウォリアー/パノス・コスマトス監督
旅のおわり世界のはまり/黒沢清監督
コメント
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