二日酔をおして朝から役員会。車から降りて会場に入るまでで既にびっしょりと雨に濡れる。よく降るもんだ。傘を持ってたのだけど、車に乗るときに忘れてきてしまった。頭がさらに痛くなる。
要望書を提出するにあたり、アンケート調査を行ったり、他県のデータなどを収集している。予想よりは少ない気もするが、差異は見られる。むしろ死活問題なので何とか持ちこたえていると考えるべきか。
障害者の施設抱え込み問題などといわれているけれど、自宅に帰って何をしているかの調査はないがしろだ。単に一日テレビを見てすごすのが自立という現実だ。隠された虐待問題。風呂にだって入らない幽閉生活。そういう自活を奨励して、数値の上で目的達成に胸を張る行政担当者がいるわけで、頭が痛いというより、怒りを通り越して悲しくなる。
こういうところで書くべきか躊躇するが、春からグループホーム利用者の妊娠が増えているとも聞く。もちろん当事者どうしで今後の見通しは立てられそうにない。爺さん臭いことをいうようだが、就職して自立して生活して家庭を持つというのは、個人の行いとはいえ、ある種の社会的な事業のようなものである。人が一人前というのは、実はものすごいことなのだ。いままでは家族単位で何とかそういう事業を行ってきたわけであるが、そういう風習的体制は事実上崩壊している。それに変わる社会体制を整えることが優先であって、個人還元を期待するだけで物事は解決しない。障害を持つ人が個人レベルで自活することは、本人にスーパーマンになれといっているようなものだ。結局無理に出して具体的な問題で破綻するまで続けるつもりなのだろう。
午後からも引き続き作業と話し合い。いろいろと文章案でもめる。K又君がいると便利なんだけど、と個人的に思う。ああだこうだという割に、ちっとも修正がはかどらない。自分のいいたいことをそれぞれいうだけ言って、具体的に文章に還元しましょうという段になって、そういう趣旨をみなさんで何とかならないか、では、何とかなるわけないんじゃないか。個人的には最初の案で問題なかったんじゃないかとも思ったのだが、それじゃ、いままでの時間がなんだったのかということにもなってしまうのだろう。会長も呆れているのか何にもいわなくなった。僕は最初から何にもいう気はない。出すことが重要なのであり、美文が重要なのではない。
やっと終わってかえろうと思ったら、高速道路は雨のため封鎖。既に小降りになっており、不条理にも思え、無念にも思う。
渋滞の道を戻って、ジョニー・キャッシュを聞きながら帰るのであった。諦めてみると、この渋さはかえって心地よかった。
要望書を提出するにあたり、アンケート調査を行ったり、他県のデータなどを収集している。予想よりは少ない気もするが、差異は見られる。むしろ死活問題なので何とか持ちこたえていると考えるべきか。
障害者の施設抱え込み問題などといわれているけれど、自宅に帰って何をしているかの調査はないがしろだ。単に一日テレビを見てすごすのが自立という現実だ。隠された虐待問題。風呂にだって入らない幽閉生活。そういう自活を奨励して、数値の上で目的達成に胸を張る行政担当者がいるわけで、頭が痛いというより、怒りを通り越して悲しくなる。
こういうところで書くべきか躊躇するが、春からグループホーム利用者の妊娠が増えているとも聞く。もちろん当事者どうしで今後の見通しは立てられそうにない。爺さん臭いことをいうようだが、就職して自立して生活して家庭を持つというのは、個人の行いとはいえ、ある種の社会的な事業のようなものである。人が一人前というのは、実はものすごいことなのだ。いままでは家族単位で何とかそういう事業を行ってきたわけであるが、そういう風習的体制は事実上崩壊している。それに変わる社会体制を整えることが優先であって、個人還元を期待するだけで物事は解決しない。障害を持つ人が個人レベルで自活することは、本人にスーパーマンになれといっているようなものだ。結局無理に出して具体的な問題で破綻するまで続けるつもりなのだろう。
午後からも引き続き作業と話し合い。いろいろと文章案でもめる。K又君がいると便利なんだけど、と個人的に思う。ああだこうだという割に、ちっとも修正がはかどらない。自分のいいたいことをそれぞれいうだけ言って、具体的に文章に還元しましょうという段になって、そういう趣旨をみなさんで何とかならないか、では、何とかなるわけないんじゃないか。個人的には最初の案で問題なかったんじゃないかとも思ったのだが、それじゃ、いままでの時間がなんだったのかということにもなってしまうのだろう。会長も呆れているのか何にもいわなくなった。僕は最初から何にもいう気はない。出すことが重要なのであり、美文が重要なのではない。
やっと終わってかえろうと思ったら、高速道路は雨のため封鎖。既に小降りになっており、不条理にも思え、無念にも思う。
渋滞の道を戻って、ジョニー・キャッシュを聞きながら帰るのであった。諦めてみると、この渋さはかえって心地よかった。