一日交通安全管理者講習を受けていた。なんだかんだいっても既に10年ぐらい受けているのではないか。終日、本や雑誌を読んで過ごしたが、無駄な一日を費やした感じでもったいない。
以前に比べたら講師の人たちの話も格段に上手くなっているが、つらいことにはかわりがない。話す人たちも仕方なく上手くなっているわけで、彼らなりの防衛本能なのだろうと思う。僕は講演や講義自体は好きなほうで、普通ならそんなに苦にしないところだが、強制の上、更にほとんど同じ内容のことを毎年長時間聞かされている立場だからこそ更につらいのである。講師の方も半分冗談ではあろうが、寝てもかまいません、という。聞かなくてもいいことを決まりだからといって続けることが嫌なのだ。
また、この強制講習が結局は警察官僚の天下りなどの問題であることは明白だ。ついでに若葉マークやもみじマークなんかも廃止したほうがいいと思う。交通安全は必要だけれど、天下り先確保のために利用してはならないのである。そういうことをやるためにどれだけの税金が消えるのだろうか。むしろ警察は利権確保ばかりに腐心しないで、北朝鮮への資金流出を止める努力をすべきなのだ。それは自分の利益を損なうから逃げているだけで、いい加減にしないと、国自体をこれだけに危険にさらした責任は計り知れないと思う。
ハリウッドの映画産業でも10兆円規模だという話だ。日本のパチンコ業界は脱税を抜いても30兆円規模だという話だ。そのどれだけが北の資金になっているかは知らないが、万景峰の入港禁止程度で話が済んでしまうような問題ではない。
交通課長の事故多発地点の説明があったけれど、それだけ多発していることがわかっても抜本対策を打たないことに最大の問題がある気がする。事故が起こったあとの事後処理だけでなく、本当の安全対策は、そうした場所での対策強化に努めるべきではないか。「どういうわけか事故が多いのです」という説明で立ち止まっている。私見では原因を語っていたけれど、そのあとどうするかがないところに致命傷を感じる。また、例の場所で事故が増えました、と報告するつもりなのだろうか。
あまりに暇だったせいか、怒りも手伝って愚痴ってしまった。ヨウヘイは友人だが、警察の悪口言ってごめん。しかし絶対的に警察は必要なのだ。だからこそ、外れたシステムには何とかしてほしいと思うだけだ。重要な仕事は、引き続きがんばっておくれ。
僕は地区外から講習を受けに来たので弁当は無しなんだそうだ。一月前から事情を説明してさらに確認の電話も追加して当日受講しているのに、こういう事情は一切説明無しである。食い物の恨みで更に頭に来て、昼休み中ぐるぐると近辺を散歩して運動になった。怒りはダイエットにいいようである。