万葉集の東歌のひとつ。
子持山 若かへるでのもみつまで 寝もと我は思ふ 汝はあどか思ふ
「かへるで」は、確か「蛙手」で、蛙の手のような形をしていということで「楓」。
よって、「若かへるで」は、紅葉の前の青々とした楓の葉のこと。
「もみつ」は、「もみじ」ることで、紅葉。
古くは、確か、紅葉より黄葉と書くことが多かったはずだ。
歌の前半は、「緑の楓が紅葉するまで」と言うことになる。
「寝もと我は思ふ」は、「わたしはあなたと寝ていたいと思う」と言うこと。
「汝はあどか思ふ」は「あなたは、どう思うか」。
要するに、君とずっと同衾していたいが、君はどうかな、という意の歌である。
東歌には、こういう率直な歌が数多くあって、楽しい。
子持山 若かへるでのもみつまで 寝もと我は思ふ 汝はあどか思ふ
「かへるで」は、確か「蛙手」で、蛙の手のような形をしていということで「楓」。
よって、「若かへるで」は、紅葉の前の青々とした楓の葉のこと。
「もみつ」は、「もみじ」ることで、紅葉。
古くは、確か、紅葉より黄葉と書くことが多かったはずだ。
歌の前半は、「緑の楓が紅葉するまで」と言うことになる。
「寝もと我は思ふ」は、「わたしはあなたと寝ていたいと思う」と言うこと。
「汝はあどか思ふ」は「あなたは、どう思うか」。
要するに、君とずっと同衾していたいが、君はどうかな、という意の歌である。
東歌には、こういう率直な歌が数多くあって、楽しい。
万葉集の東歌のひとつ。
あしひきの山沢人の 人さはに まなと言ふ子が あやに愛しさ
山の人も沢の人もみんなが言う
あの娘はとっても可愛いいと
「まな」というのは、愛弟子などというときの「まな」。
「愛しさ」は「かなしさ」とよむ。
あしひきの山沢人の 人さはに まなと言ふ子が あやに愛しさ
山の人も沢の人もみんなが言う
あの娘はとっても可愛いいと
「まな」というのは、愛弟子などというときの「まな」。
「愛しさ」は「かなしさ」とよむ。
万葉集の巻十四には、東歌が収められている。
毎朝、電車で渡る多摩川も出てくる。
多摩川にさらす手作り さらさらに 何ぞこの子のここだ愛しき
多摩川に手づくりの布をさらす
さらさらとさらす
さらさらに
どうしてあの娘がこんなに愛しいのか
毎朝、電車で渡る多摩川も出てくる。
多摩川にさらす手作り さらさらに 何ぞこの子のここだ愛しき
多摩川に手づくりの布をさらす
さらさらとさらす
さらさらに
どうしてあの娘がこんなに愛しいのか