梅の香でもね

2010-02-25 | 【樹木】梅
万葉集から、大伴旅人の歌。二首。
 験なきものを思はずは一坏の濁れる酒を飲むべくあるらし
  「験」は「しるし」、「一坏」は「ひとつき」とよむ。
  つまらないことに思い沈むのだったら、一杯の酒だね。
 我妹子が植ゑし梅の木見るごとに心咽せつつ涙し流る
  梅の香に気分転換というのもいいね。