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ハインリヒ・イグナツ・フランツ・ビーバー(1644-1704)は、ボヘミアのヴァルテンベルクに生まれ、ザルツブルクで暮らした。
器楽合奏曲である「ロザリオのソナタ」は、ヴァイオリンのためのソナタ集で、16曲で構成されている。各曲には新約聖書の中の物語からの標題が付けられている。
1.The Annuciation:受胎告知
2.The Visitation:聖母訪問
3.The Nativity:キリスト降誕
4.The Presentation:キリストの奉献
5.The Finding in the Temple:キリストの顕示
6.The Sweating of Blood:血の汗
7.The Scourging at the Pillar:鞭刑
8.The Crowning with Thorns:荊の冠
9.The Carrying of the Cross:十字架を担う
10.The Crucifixion:磔
11.The Resurrection:復活
12.The Ascension:主の昇天
13,The Descent of the Holy Ghost:聖霊降臨
14.The Assumption of the Virgin:聖母被昇天
15.The Coronation of the Virgin:聖母戴冠
Passagalia
そんなへんな曲ではない。全体に清澄な感じだ。
なんだか、古い時代の音楽という感じがしない。
なんとなく聞いているのだが、なかなかいい。
なかなかいいけど、どうしてもまた聞きたいとまではならないな。
最後の「Passagalia:パッサカリア」は、無伴奏ヴァイオリン作品。
演奏は、ジョン・ホロウェイのヴァイオリン、ダヴィット・モロニィのオルガン&チェンバロその他で、CD二枚、virgin盤。
ついでに、幼・少年時代のイエスについて言われていることのメモ。
・ベツレヘムに生まれる。
・生後まもなく、エルサレム参り(産後の穢れを浄める)。
・父母とともに、エジプトへ逃れ、ヘロデの没後、ナザレに戻る。
・12歳頃、父母とともにエルサレム詣で(過越祭)。
・その折、神殿の中で、学者たちと問答する。
・おそらく普段は、聖書を学んだり、大工の修業をしたり。
・30歳の時、ヨハネにより、洗礼を受ける。
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