“彼は彼だけ”

2024-06-21 | 【断想】音楽

 どこかの店で、BGMで、トランペットを耳にした。
 それで、トランペットを聞こうと思った。
 チェット・ベイカーにしよう。
 何というか、まぎれもなく彼自身であり、彼自身以外の何者にもなり得ない彼が感じられるチェット・ベイカーがいい。
 人の魅力というのは、こういうことなのだろう。
 業病にとりつかれた病人でこそなのだ。
 マイルス・ディヴィスでは、だめなんだ。
 Jazz in Paris / Chet Baker Quartet plays standards / 1955 / Emarcy 


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