染井吉野の命

2009-04-06 | 【樹木】櫻
 春に美しい花をつけ、秋には葉を染め散る落葉樹は、常緑の春秋の変化が少ない木に較べて、寿命が短い。
 桜は総じて、その命は短めである。
 命の火の燃えかたが、速いのである。
 特に、日本の桜の七割方を占める染井吉野は、接ぎ木によることもあり、六十年くらいと言われる。
 長興山紹太寺趾の姥桜は、樹齢330年以上ということだった。
 江戸彼岸であった。
 桜の古樹というと、江戸彼岸ということが多い。
 実生の野生のものほど、根もしっかりして強いと言われる。
 基本的に、野生ということは、その木の生長に適した地で育つということがある。
 ところを得て、生きるということ。
 さて、人間は。

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