「クワイエット・テンプル」は、バルネ・ウィランを聞くようになった端緒の一曲であり、マル・ウォルドロンを再認識する契機をつくってくれた。
マル・ウォルドロン作の「オール・アローン」とも言う曲である。
マル・ウォルドロンのアルバムたる「クワイエット・テンプル」は、見かけたことがない。流通していないもようだ。
バルネ・ウィランの「フレンチ・ストーリー」所収で聞く。
ピアノを弾いているのは、マル・ウォルドロンなのだ。
静かな、重くさみしい曲だ。
ケニー・ドリューに「クワイエット・カテドラル」と言う曲があるが、これは別もの。 「ヨーロッパの午後」なるアルバム所収のドリュー作の曲である。
A NIGHT AT BIRDLAND WITH THE ART BLAKEY QUINTET VOLUME 1
ジャズの歴史に輝く名盤のひとつと言っていいのだろう。
1954年の録音、BLUE NOTEからである。
イントロは、ピー・ウィー・マケットの前口上。
そして、お祭りがはじまる。
クリフォード・ブラウン、ルー・ドナルドソンのトランペットとアルト・サックス。
ピアノはホレス・シルヴァー、ベースはカーリー・ラッセル。
どの音も生き生きとしている。
わたしの持っているCD、LPのジャケットは、一世代前のものだ。
LPジャケットの表裏には、演奏の5人の写真がある。
クリフォード・ブラウンの嬉しそうな顔。
もともとのLPには、5曲が収録されている。