銚子・角巳之・三代目

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宵待草...。

2019年11月15日 | 日記・エッセイ・コラム

銚子生活も15年になりなんとしております...。車で1時間も走れば、ほぼ一周出来てしまう
銚子半島...。どこに何があるか、殆ど知っている...と、思いきや..、まだまだ知らない場所、
ヒト、コト、モノ...。多数。写真は、高名な竹久夢二、宵待草の詩碑。宵待草の舞台が、銚子
の君ヶ浜~海鹿島(あしかじま)辺りと知ってはいましたが...。この詩碑...、その付近に住んで
おられる方以外は、銚子市民でもその場所を特定することは難しいかと。海鹿島海岸から近い、
坂の途中...。車は通れますが、1台通るのがやっと...。運悪く対向車が来てしまった場合は、
かわすのが非常に難しい、その先に幼稚園、銚子電鉄・海鹿島駅がある...。この地域、自らが
通っていた小学校、中学校の学区内。地元と思っていたところでさえ、そうですから、他地区には
まだまだ知らないところが...。知らないことがある...。同様に出来ないこと、苦手なこと、
下手なこと...、このこと、未完の魅力とでも言うのでしょうか、知りたい、出来るようになり
たい、上手になりたい等々...心を駆り立てられるものです。それがどうした...と言われて
しまえば、それまでのことなんですが...。宵待草ってなんだ? 竹久夢二って?どんな物語?
天気も良いので散歩がてらこの詩碑探してみよう...。これで理科、歴史、国語、ついでに体育
の学習...。また横に逸れました...。 


浚渫(しゅんせつ)...。

2019年11月14日 | 日記・エッセイ・コラム

浚(しゅん)と渫(せつ)...。非常に難しい漢字です。漢字検定では1級の問題だそうです。
ともに、泥やゴミなどを“さらう”等の意味があり、合わせて浚渫(しゅんせつ)...。港で
“しゅんせつこうじ”という言葉は良く聞いておりましたが...。港湾整備の専門家に、あの漢字、
なんて読むんですか?と聞いたところ、しゅんせつ...ですと。こういう漢字を書くのか...と
しばし見入っておりました。昨日の銚子港に尽力された偉人のお話にも繋がるのですが、この場所
(銚子川口)は、日本の(海の)三大難所に数えられるほど危険な場所。写真付近には千人塚
(せんにんづか)があり、文字通り、この場にて溺死者が1,000人を超えるほど...と。
台風の時に頭の上を超える大波が被っていた一の島灯台もこの場所...。堤防も灯台もなく、いきなり
あんな波が船を直撃したら...ぞっとします。港には川の上流や、潮の流れ等によって堆積物が溜まり、
定期的に除去しないと浅瀬が出来てしまい船の安全航行に支障をきたすようです。それではただ掘れば
良いのか?というとそうでもなく、掘りすぎても流れが変わってしまう。この領域が専門家の英知。
堤防も作ればよい、消波ブロックも置けば良いでは全くなく、様々な実証データに基づいて、専門家
が知恵を振り絞っている...。それでもこの銚子川口は制御が難しいのだそうです。物理的な問題
だけでなく、漁師さん方曰く、この場所は時に海に引き摺り込まれるような感覚になることが...あると。
そういえば千人塚、定期的に施餓鬼なる法要を行っておりまして...。話が逸れました。この話題は
またいずれ。

銅像...。

2019年11月13日 | 日記・エッセイ・コラム

そこに銅像があることは、幼少期より知っておりました。周囲の大人に聞くと、本当に偉い人だ...と。
その場所(銚子第一市場近く)にあるその銅像、いつもそこにあったので、その後は特に気にも留めず...。
ちょっと前にTVで紹介されており、それがヒゲタ醤油の創業者(株式会社後・初代)、濱口吉兵衛翁の銅像で
あることを知り、事務所から徒歩圏内ということもあり、先日のお昼休みに散歩を兼ねて行って参りました。
地元(銚子)の生き字引とでもいう方々に、この偉人のことを訪ねてみましたが...。ヒゲタ醤油・中興の祖
というだけでなく、銀行、生保、鉄道...等々、(日本の)様々な事業の立ち上げに尽力され、国会議員として、
それまで海難事故の絶えなかった銚子・川口に安全な港(現在の銚子港)を作るため、それこそ命懸け、私財を
投げうって奔走された本当に偉い人だ...と。幼少期の記憶が重なって参りました。今、水が飲めるのは、井戸を
掘ってくれた方々がいるからだ...の例えもありますが、今日の銚子港あるは、先人の努力の賜物...。この方
をリーダーに、それに従った名もなき多くの市民もまた偉人であり、自らのいる今この場所で、目を閉じ、耳を
澄ませば、次の世代のために...と、尽力された方々の顔が見え、声が聞こえてくるようであります。しからば
今を生きるあなた方は、次の世代のために何をする(している)のかね...。と、そう問いかけられているような
気が致しました...。

更新、遅れました...。

2019年11月12日 | 日記・エッセイ・コラム
本日、更新が遅れてしまいました...。先ほど事務所に戻って参りました。まだ午後5時で
ありますが、辺りはすっかり暗くなり...。満月と漁船...幻想的な風景です。これから出漁
する船もあるようです。さて本日、千葉県内各所の生産者(農業、漁業、畜産業)の方々との会合
に出席しておりました。南房総はじめ甚大な被害に遭われた方々、一日も早い、復旧・復興を。
ということでありましたが、本音は...。復旧・復興...もういいです。できれば廃業したい...。
望みは今まで通り、普通の暮らしがしたいだけ...。農業、漁業やめて、どうやって生計を立てるんで
すか?...、頑張ってくださいよ...。現時点にて、正論や励ましは逆効果...。酷な話だし、却って
被害者の方々の神経を逆なでしてしまう。これを目の当たりにしてきた...という次第であります。
自然相手の仕事であることは十分に分かっているけれど、高齢化に加え、大型台風直撃の連発に大雨...。
これで心が折れない人はいない...。廃業できるところ、後継者がいるところはいいな...と。今は
ボランティアの方々が来てくれたり、多くの方々に関心を持ってもらえているが、やがて忘れ去られ、
現実にどう向き合っていくか、皆目見当が付かない...等々。もともと後継者もおらず、どうやって
始末しようかとずっと悩んでたんだよ...。そこにまさかの台風連発。いやがうえにも決断をしないと
いけないね、この被害が決断のしどころ...このお話、印象的でした。復旧・復興・事業の再生、...。
こんな言葉の裏側で、本音の部分で必要とされていること(例えば、できるだけ痛みを緩和して廃業に
向かわせること等)が見え隠れしておりました。終わらせる...。始末する...。綺麗ごとで済まされ
ない現実に接し、この言葉の重みを再確認...。不適切な表現であれば、何卒ご容赦を。



魚種交代時...。

2019年11月11日 | 日記・エッセイ・コラム

待望のサンマ船は10月末に一度、銚子港に入船しましたが...、その後は...。現状(サンマ漁の)厳しさについては
報道等、ご承知の通りです。この30年を統計資料で眺めると、30年前は全くサバが揚がらず...。開拓者が外に出て、
ノルウェー産の美味しいサバが日本に入ってきて...。15年前はイワシが不漁...。それまで猫マタギ...などと揶揄され
ておりましたが、これまた開拓者がイワシを極め、海域、水温のデータ、脂の組成から、加工技術まで...、様々な要素の
組み合わせで価値を高め、イワシは最高に美味しい。このこと完全に世の中に認知されてされてきたなと感じる場面多々あり...。
実際、回転寿司等にてマグロやサーモンより先にイワシが売り切れる...。むろんその商品が良いからなのですが、今それを
極めている方々は、15年前の不漁時に大変なご苦労をされ...。魚の場合は魚種交代という現象が起こるようで、サバがない
時にサンマが豊漁が豊漁であったり、サンマがない時にイワシが豊漁であったり...。今揚がっている魚で凌ぎながら(生活
しながら)、来るべき時期に備える。そういう方々が最近私の周りで言われる、マインドシェアが高い...ということだろうと
思っております。マインドシェア...、イワシと言ったらあの会社、あの人...と言われるように。同様にサバもサンマも、
肉も野菜も、あれもこれも...。〇〇と言ったら〇〇...。皮肉なことに、揚がらない時(不遇な時)にこそ、マインドシェア
の芽が育まれ、豊漁時(好調な時)に魚を粗末に扱っていると...。海のことはまだまだ分からないことだらけだそうです。
分からないことだらけを相手に生きている訳ですから、魚種交代(と思われる)時の過ごし方、非常に大切...。かつての
魚種交代時(イワシ、サバ...)に開拓者の方々は何を思い、どう振舞ったか...。現状を打破する大いなる知恵であります...。
魚だけでなく、何事も同じなんだろうと思いますが...。


ウルメイワシ

2019年11月10日 | 銚子の魚
先日の二艘巻きの水揚げ時、ウルメイワシを見つけました...。目が潤んでいるように見える
からウルメイワシなのだそうです。銚子港では良く見付けられる魚ですが、私の知っている限り
地元ではあまり人気が無く、食することも殆どない...。ただし食べれば非常に美味しい...。
美味しいこと分かっているのに何故食べないの?ということですが、これは好み、ただ好みの問題。
あるいは食べる習慣が無いだけかと思います。ウルメを食べなくても、マイワシもサバもアジも..
ある(あった...)、ただしこれが大量に魚が水揚げされる産地の弊害の一つ...。かつて(40年
くらい前ですが)はキンメダイも地元では食べなかったではないですか...と。西では一般的な魚の
ようです。知人の関西、四国、九州の方々からは、ウルメを食べないなんてもったいない...と。
マイワシ同様、鮮度劣化が非常に早い魚で、多くは凍結された後、関西方面にてメザシ等の原料になる
ようですが、揚がりたては刺身で。美味しいこと、太鼓判ですが...。美味しいことは分かっている
けれど、食べる習慣が無い...だけ。これだけ水揚げが減っている昨今であります。ウルメイワシの
価値に気づき、美味しく食べる習慣が出来る契機...かと。

二艘巻きの水揚げ

2019年11月09日 | 日記・エッセイ・コラム

巻き網船(二艘巻き)の水揚げ見学しておりました。大型の巻き網船団(一艘巻き)が、魚を求めて、
海区内(北部太平洋)を動き回るハンターだとすれば、この巻き網船団は、九十九里沿岸の限られた
海区を耕す、農業者のようなイメージであります。小型・沖合底引き船と同様、地域の海のことを最も
良く知っている方々...。当日はマイワシの水揚げでありましたが、サバ、アジ、ウルメイワシ...、
色々な魚が混ざっておりました。写真を撮り忘れましたが、シュモクザメ(ハンマーヘッドシャーク)
もちらほら...。九十九里沿岸でしか操業しないので、揚がった魚で地域の季節を感じることが出来ましたが
漁師さんたちから、入る魚、季節が今までと違っている...と。温暖化の影響もあるのかもしれません。
寒くなってくると、この2艘巻きのイメージはセグロ(カタクチ)イワシなんですが、そういえばここ
数年、セグロを見ていないような...。冒頭、二艘巻きは農業者のイメージ...と。農業、特にその畑、
田んぼは、ただ食糧を生産する場ということだけでなく、治水、防災、環境保全...実に様々な、多面的
機能を有しております。同じ文脈で言えば、この二艘巻きはじめ、底引き、釣り等の沿岸、近海漁業者にも
多面的機能がある訳であります。実際、揚がった魚で環境の変化を知る...。魚は自らの意思を、自らの
口で喋ることはなく(当たり前ですが)、代わりにその場からいなくなる、死んでしまう...等々によって
意思を示しているのだろうと思います。沿岸、近海の魚の変化はそのまま、その海域の環境変化で、それは
間違いなく内陸部や河川の状態と繋がっている。沿岸、近海漁業者はただ魚を獲るだけでなく、海区を耕す
農業者のようだと思う所以であります。

六道②

2019年11月08日 | 日記・エッセイ・コラム
かつて尊敬していた方が豹変する...。どうしてしまったんだろうと思う。相手が変わってしまった
のか、受け入れる自分が変わってしまったのかわからないけれど、従来の関係ではいられない...。
時に修羅場になる、こ〇畜生!、このく〇ガキ!...悪口の限りを吐き出す...。自分は正しい、
悪いのはあなた...。何故か、あちらに行ってしまった先輩の顔が浮かんだ...。そして滞在
ステージ表を眺める...。ああ、目の前にいる人はかつて尊敬していた方とは別人だ...。そう思えば
いくらか気も落ち着く。それよりも、その人に悪感情を吐き出している自分も落ちていく事に気づく...。
このステージ表(この表現自体が不遜かもしれませんが)は、たいへん有意義であります。天国、地獄は
両極端であるので省略し、人間道とは、善悪の判断が出来て、感情をコントロールすることができる世界
のことだそうです。一つ落ちて修羅に入ると、争いが絶えず...。争いの原因は自らと他者の比較。強い
者に媚び、弱い者をいじめる。自分を大きく見せるために虚像を作り、人格者や善人を装うも、心の中は
劣等感や妬みで充満し...。さらに畜生。理性、良心が働かず、本能のまま目先のことだけに執着し、
最後に餓鬼、欲望尽きることなく、飢えて自らの子まで殺して食べてしまう。際限ない欲望にもだえ苦しむ...。
恐ろしい世界でありますが、誰しも各々のステージを行ったり来たりしているようであります。むろん
私自身も。あの時、何であんな事してしまったんだろう等々、反省数限りなくあるのですが、これはただ
反省だけでは済まない世界...。金輪際しませんと言ったって、また繰り返す...。修羅に落ちたな、もしや
畜生、餓鬼に...。その滞在ステージの醜さを目に焼き付けて...。心が乱れたと感じたら、滞在ステージ表
を眺めることにしています...。


六道①

2019年11月07日 | 日記・エッセイ・コラム
すっかり寒くなって来ましたね...。2年前のこの時期に、そんな会話を地元で非常に仲良く
して頂いていた先輩(飲食店経営者)としておりました。俺は若い頃、馬鹿なことばかりしてたから
あっちに行ったら、ちょっと地獄かな(地獄の入り口あたりに落ちるかも)...と笑って話してましたが、
その2ケ月後、全く予兆ないまま急逝され(享年62)...。本日、肌寒さを感じながら、何故かこの先輩
の顔が目に浮かび...。タイトルの六道(ろくどう、りくどう)とは、地獄を含む、人間の業(ごう)による
輪廻転生を表しているのだそうです。天国⇒人間⇒修羅⇒畜生⇒餓鬼⇒地獄...で六道。死後の世界ばかり
でなく、現世においても行いによって滞在ステージが変わってくるようで...。争いが絶えない場を、修羅場
と言ったり、こ〇ちくしょう!、く〇ガキ!..と相手を罵ったり...。だいたい滞在ステージの特徴はイメージ
出来ます。10年位前のバックナンバーにもありました、天国から地獄という表現あるように、一つのステージ
にずっと留まっていることはなく、行ったり来たり...。落ちて、落ちて、奈落の底、金輪際(こんりんざい)に
落ち、仏様の慈悲で改心し、再び天に上るも、そこは有頂の天...。慢心し、悪行によって再び降下...。天国は
最高と思っても、慢心、悪行等により、そこから落ちてしまうと、今まで幸せであった分、苦しみが多いのだそう
です。金輪際しません...。などと、謝る時の常套句ですが、ほぼ100%、再び同じことをする...。それが
人間の業(ごう)ですと、達観したことは全く言えない私ですが...冒頭のちょっと地獄、あちらの世界に行って
しまった先輩の顔を思い出し、これまた何かの戒めと感じ、滞在ステージ表を眺めております。続きは次回に。

なんでもあり...。

2019年11月06日 | 日記・エッセイ・コラム
昨日、畑のサギ、水揚げ時のカモメ、ウの話題...。生きるためには食べねばならず云々...と。
とにかく食べていかなければ、生きていけない訳ですので、なんでもやってみる。決して恥じること
ではありません...。かくいう私も、東京の会社員時代であればいざ知らず、銚子に戻って15年、
仕事と稼ぎ(しのぎ)は別物。このこと、骨身に染みております。本業なんてもはや存在しない、
安定など幻想だ...そんな時代...、尚更のことです。先日、銚子電鉄本社下の直売店を訪れた際、
この本見つけました...。崖っぷちの銚子電鉄...。苦境は自虐で笑い飛ばせ...。凄い本です...。
銚子電鉄の創業は、前身の銚子遊覧鉄道に遡れば1913年(大正2年)とのこと。地域に必要と
されて誕生した鉄道が、戦争はじめ時代の波に翻弄され、幾たびかの苦境に陥るも、その都度、
知恵を結集し今日に至る経緯が記されております。理想は重要ですが、理想を実現するためには
お金が掛かる...。かの二宮尊徳翁も、道徳なき経済は罪悪である。しかしながら経済なき道徳は
寝言である...と。銚子電鉄の駅では、たい焼き売っていて、そのたい焼きのアンコが入っていた
業務用の缶...、これをちり取りに加工して販売していたこともあったような...。最近はぬれせん。
そのままでも美味しいですが、トースターで20秒ぐらい炙るとさらに美味しく...。ちぎって
お茶漬けに入れる人も...。人を騙したり、欺いたりしている訳でも、法を犯している訳でもなく、
ただ生き残るために必死で、なんでもあり...。この感覚、これからの時代を地方都市に生きる者に
とって、不可欠と思う次第であります。自虐の連発に是非はあるようですが、それでも確かに
本日も銚子電鉄、走ってます...。

崖っぷち銚子電鉄 なんでもありの生存戦略
竹本勝紀,寺井広樹
イカロス出版
銚子電鉄 ぬれ煎餅 三味箱入 12枚 x1箱
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銚子電鉄 まずい棒 15本セット コーンポタージュ味 銚子電気鉄道
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賢さ...。

2019年11月05日 | 日記・エッセイ・コラム

生きるためには食べなければならない...。食べるためには食べ物の在りかを知らなければ
ならないし、獲り方(調達方法)を身に付けねばならない...。畑にて、耕運機の後ろにサギ、海にて
漁船の水揚げ時にカモメやウ...。この姿を見るたびに、ああ賢い...。ここにエサがあると知って
いる...。本来は生きている虫や魚を自ら捕まえに行く鳥たち...、この姿が自然か否かということ
ですが、これまた自然と人間のある種の共生ということで。確かに、ここにいれば食べ物だけは確実に
...ある。じーっと観察していると、農作業や水揚げの邪魔になるようなことは一切せず、ただ待って
いる...。待っていれば確実に食べ物にありつける。作業の邪魔すれば、時に命の危険が伴うかもしれ
ない...、学習しているようです。これらを賢さと呼ぶか否かについては賛否ありますが、生きる=食べる。
ということに限定すれば、本能から湧き出てくる知恵...。これまた良~く見てみると、写真のウなどは、
おこぼれを待ちながら、自ら生きた魚を捕まえている...。ある種のハイブリッド...。自然観察はそのまま
人間世界の写し鏡...。大樹のそばにはエサがあるけれど、あまり依存しすぎると危険ですよ....と。
写真は過日のサンマ水揚げ時に。これがカワウ、なのかウミウなのか私には判別不能なのですが...。

ワールドカップ閉幕!

2019年11月04日 | 日記・エッセイ・コラム
期間中、一度も会場には行けませんでしたが、それでも非常に有意義な44日間でありました...。
フェアプレーとは何かを目の当たりにすることになる...等々、そんなことを書いたかと思いますが、
まさにそうでありました。結局のところ、正々堂々も、清々しさも、潔さも...、反対に底力、強さ
が無ければ体現できない世界であるし、その世界には覚悟を伴ったハードワークの積み重ねが無ければ
到底行くことができず...。人間だれしも完璧はおらず、強さの中にも必ず弱さがあり、その弱さを
補うのがワン・チームの精神...。一人はみんなのために、みんなは一つの目的のために...。
そんな精神、努力もリーダーがいなければ機能せず、努力を正しい方向に導くための監督、コーチ、
スタッフ...。ラグビーの奥深さを改めて感じた日々であり、そのまま人生訓のような気がしております。
ワールドカップに限らず、楽しみにしていたこと...の、その日が来るまでの如何に長く、始まってから
終わってしまうまでの何と短いこと...。しばらくは余韻に浸りながら...。本日事務所の掃除をして
おりますが、気が付けばカレンダーはあと2枚に...。今年もあと2ケ月、早いものです。

初サンマ...刺身でも。

2019年11月03日 | 日記・エッセイ・コラム

初サンマだったので、刺身でも...。そもそも私には、サンマを刺身で食べる。という習慣が無かった
のですが、これが美味しいと気づいたのは東京在住の時。実はサンマの刺身に限らず、魚が美味しい。
と感じるようになったのも東京在住時(20歳から36歳まで)...。特に30代前半...。
魚屋の息子は魚嫌い、肉屋は肉嫌い、酒屋は酒飲めない...私の経験上、こういうケース多いです。
かくいう私、魚屋ではなかったけれど、いつも魚が周囲にある生活でありましたが、魚より断然..肉。
やはりいつも...ある。と思ってしまうものには価値を見出し難くなるようで...。カワハギは干物。
と固定観念ありましたが、これまた東京で肝を醤油で溶いて刺身を...。感動的でありました。
こんな事例、枚挙に暇なく...。本日の教訓は、身近なものほど価値を見出し難い...。逆説的に
捉えると、身近なものに価値を見出せる人は豊かで幸せ...。これは真理であると思います。
サンマはじめ青物、大衆魚は鮮度が命...。東京はじめ都市部に美味しいものは集まりますが、この
部分(鮮度)に限っては産地特権だろう...と。その味が忘れられず、わざわざ旅行する価値があるか?
(どこかの三ツ星基準)。初サンマの刺身たべながら、そんな声、聞こえてきたような...。答えは
ご自身でお確かめください...。写真上部は銚子港水揚げの生バチマグロ赤身、左はこれまた銚子港
水揚げのヒラマサ、そして右が昨日の初サンマであります)

初サンマ!

2019年11月02日 | 日記・エッセイ・コラム
北海道からの陸送サンマを1ケ月ほど前に食べたので、正確にいうと本年2度目なんですが...。
銚子港で揚がったものとしては初...。小ぶりで、脂が少なく...と、そんなことは言わずに...。
とにかく今年初めて銚子港で揚がったサンマ食べました。どこかで、サンマ食べないと生きて
いけない訳でなし...。他にもおいしい魚は沢山あるんだから...とそんな声も聞こえて参りました。
確かにその通りでありますが、大衆魚といわれる(名前の是非はともかく)魚たち、イワシ、アジ、
サバ、サンマ...を15年ほど見続けて感じること、たった15年なのに、当たり前はない...。
統計資料を、今度は30年という期間で見れば、サンマだけでなく、イワシやサバも全く揚がらな
かった年度もちらほら...。魚種交代という自然現象の一つとも言われておりますが、全く揚がらない、
困った困った...、何か他の知恵を...、ということで、追い込まれた時にこそ、今まで出来なかった
大きな方向転換がはかられてきたことも事実。今、生き残っている関係者のみなさんは、すべて、
そんな危機的状況の中で大きな決断をしてきた方々...。何よりも、その魚(サンマ、イワシ...)の
価値に気づく大きな契機になることは明らか...。回転寿司のイワシがマグロやサーモンより先に売り
切れる。サバ缶詰ブーム...等々、むろん、その魚を加工した工場の技術や、店舗での販売方法など、
そこに携わっている方々の努力の賜物ではありますが、美味しい...にプラスして、最近特に健康効果...。
これは魚食に関して不可欠の要素になっているように思います。

待望の...。

2019年11月01日 | 日記・エッセイ・コラム

本日、銚子港にサンマ船入港...。私の記憶が正しければ今シーズン(銚子港でのサンマ)初水揚げです。
しかも船は、8月下旬に銚子港を出航した新船・第一太幸丸(出漁の模様はバックナンバー参照)...。
例年ですと8月末から9月上旬には銚子港にてサンマの水揚げが始まるのですが、今年は約2ケ月遅れ...。
魚体も小さいようですが、それでも待望のサンマ水揚げであります。港町で水揚げがある...。このこと、
当たり前に思われがちですが、その当たり前と思っていた前提が崩れるとどうなるか...。この数ケ月(数年)
関係者一同、身に染みております...。ここ数ケ月間の暗い顔が...。水揚げ一撃で暗雲が振り払われたような、
みなさんの顔がそう物語っておりました。依然として漁業経営、特にサンマ漁は非常に厳しい状態が続いて
おりますが、本日ひとまずこの話は置いて、待望のサンマ漁...。港町に旬の魚が揚がった幸せを...。