銚子・角巳之・三代目

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待望の(サバ)水揚げ②

2019年11月30日 | 日記・エッセイ・コラム
この十数年、銚子港で水揚げされるサバがどのような位置付けなのか?統計資料を
眺めてみました...。銚子漁協発表資料(HP等でも掲載)によると、昨年度のサバ
水揚げは、数量ベースで11万6,000㌧(銚子港全体水揚げの46%)、金額
ベースで121億円(同・40%)を占めるに至っております。水揚げを行う大型
巻き網船団は、その多くが県外船(銚子以外の船籍)...。1ケ統(探索船、網船、
運搬船の3艘1セット)は乗組員数も多く、その方々が銚子で水揚げした後、食事する、
お酒を飲む、食料品等を購入する...。非常に大きな経済効果であります。水揚げされた
サバは購入した各々の水産会社さんが選別したり加工したり保管したり、そしてそれら
を運ぶ運送会社さんも...。まさに地場産業を支える魚であります。現在は...。現在は
と書いたのは30年前、これまた魚種交代という現象で、サバが全く揚がらないという
状況が数年続いておりましたので...。昨今は水揚げされたサバの多くが輸出に回り、
輸出が一定の相場形成に寄与していたり、サバ缶ブームがあったり...。このブーム、
水を差すようなことを言いたいのでは全くありませんが、ブームは必ず終焉を迎える
ものです...。待望のサバが揚がり、皆さん今までの険しい顔がちょっと緩みましたが、
特に後継者の方々、これからの(水産業)経営、非常に難しいな...と。同感です...。
他産業も全く同じかと思いますが、これが変革期の風なんだろうと思います。疾風に
勁草を知る...なることわざもあります。風...、特に大風が吹く時、本当のことが分かり
覚悟が試される...。続きは次回に。