銚子・角巳之・三代目

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魚種交代時...。

2019年11月11日 | 日記・エッセイ・コラム

待望のサンマ船は10月末に一度、銚子港に入船しましたが...、その後は...。現状(サンマ漁の)厳しさについては
報道等、ご承知の通りです。この30年を統計資料で眺めると、30年前は全くサバが揚がらず...。開拓者が外に出て、
ノルウェー産の美味しいサバが日本に入ってきて...。15年前はイワシが不漁...。それまで猫マタギ...などと揶揄され
ておりましたが、これまた開拓者がイワシを極め、海域、水温のデータ、脂の組成から、加工技術まで...、様々な要素の
組み合わせで価値を高め、イワシは最高に美味しい。このこと完全に世の中に認知されてされてきたなと感じる場面多々あり...。
実際、回転寿司等にてマグロやサーモンより先にイワシが売り切れる...。むろんその商品が良いからなのですが、今それを
極めている方々は、15年前の不漁時に大変なご苦労をされ...。魚の場合は魚種交代という現象が起こるようで、サバがない
時にサンマが豊漁が豊漁であったり、サンマがない時にイワシが豊漁であったり...。今揚がっている魚で凌ぎながら(生活
しながら)、来るべき時期に備える。そういう方々が最近私の周りで言われる、マインドシェアが高い...ということだろうと
思っております。マインドシェア...、イワシと言ったらあの会社、あの人...と言われるように。同様にサバもサンマも、
肉も野菜も、あれもこれも...。〇〇と言ったら〇〇...。皮肉なことに、揚がらない時(不遇な時)にこそ、マインドシェア
の芽が育まれ、豊漁時(好調な時)に魚を粗末に扱っていると...。海のことはまだまだ分からないことだらけだそうです。
分からないことだらけを相手に生きている訳ですから、魚種交代(と思われる)時の過ごし方、非常に大切...。かつての
魚種交代時(イワシ、サバ...)に開拓者の方々は何を思い、どう振舞ったか...。現状を打破する大いなる知恵であります...。
魚だけでなく、何事も同じなんだろうと思いますが...。


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