銚子・角巳之・三代目

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共生!④

2021年01月23日 | 日記・エッセイ・コラム

養鶏場が大規模化して行ったのは、旺盛な需要に合わせ栄養価の高い卵を安定的な価格で供給
しようとした結果であって、その恩恵は私を含めてすべての日本人が享受して参りました。
卵は完全食と呼ばれるほど栄養価が高く、人間の健康に大きく貢献してきたこと紛れもない事実。

人は恵まれすぎると現実に疑問を抱かなくなるものですし、作ると食べるの距離が開くと、卵は
もはや工業製品であるかのような感覚になっている人も多いのではと思います。鳥インフルエンザ
問題は、遠く生産地の出来事なのではなく、食べる人の意識を問う、大問題なのであります...。

前回(20年ほど前)鳥インフルエンザの大流行時、対策としてウインドレス(窓なし)鶏舎が
推奨されました。渡り鳥はじめ、外部から何らかの事情で持ち込まれるウイルスを排除しようと
したけれど、今回発生している養鶏場にはウインドレス鶏舎も含まれている...。

コロナが怖ければ、外に出なければ良い。これは正解ですか?ということと、大規模化、窓なし
養鶏場でコストを下げた安価な卵を欲しているのは食べる人ではないですか?この2つのことを
問題提起とし、この話題一端終了。共生、緩衝地帯、繋がり...沢山のキーワードが見えています。