昨日(1月5日)、地元船(銚子市漁協所属船)による漕出式(こいでしき:漁再開の儀式)
が行われました。所要有りまして岸壁に着いたのが午前8時半頃...。大型巻き網船や近海の
小型底引き船は終わっておりましたが、二艘巻き網の模様(写真)を見ることが出来ました。
昨日の発会式に続き、本日の漕出式...。儀式と言いますか神事に近いと思います。各々の船が
大漁旗を纏って外洋に出る...。途中、海の守り神・川口神社に海上より参拝し、今年一年の
安全と豊漁を願う...。心なしか年々、船の数が減っていること気掛かりであります...。
海の仕事は命懸けであります...。実際、私が銚子に戻ってからの15年を見ても、海の事故
は絶えず、記憶あるだけでも死者は10名以上...。毎年誰かが亡くなっている...。船の転覆、
操業中に網の巻き上げ機に挟まれる等々、本当に危険と隣り合わせの仕事であります。
木造、あるいは鉄の塊...。最近はFRPと呼ばれる強化プラスチックが多いようですが、こう
いう素材1枚(板子一枚)の上に乗り、太平洋上で魚を探し、獲る...。私には絶対に出来ない
仕事です。漁の再開にあたり、海に出て魚を獲る漁業者すべてに敬意と感謝を。