銚子市漁協発表資料によると、銚子地方卸売市場の仲買人(市場で魚を購入する権利を有した人)
は230名...。実は私もその一人なのですが、私の購入量など微々たるもの。いろいろな情報を
総合すると、恐らく上位50人(社)くらいで全体の購入量の90%以上を占めているかと。
仲買人の数は微減ながら、1人(社)で1日、1,000㌧以上も購入する方もおります。特に
サバ・イワシなどでありますが、銚子港の水揚げの90%はこのイワシ、サバ...。1日あたり
多い時で5,000㌧以上の水揚げがありますが、理屈上、10人(社)くらいで全量捌ける...。
畜産などもそうですが、飼養戸数は大きく減っているけれど、全体の飼養頭数はほぼ横ばい...。
これは1社あたりの飼養頭数が増えているということであります。水揚げ、飼養頭数が全体と
して維持されているのだから、問題ないじゃないですか?ということでありますが...。
全体の水揚げ量は高水準で維持されてる(10年連続、数量は日本一)ものの、水揚げの多くは
県外船によるもの。かつ、仲買人は上位集中。中間層は減少し、廃業も相次いでおります。全体
の数字だけでは見えない“構造の変化”...。このことを少し掘り下げねば...。続きは次回に。