銚子・角巳之・三代目

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共生!③

2021年01月22日 | 日記・エッセイ・コラム

日本養鶏協会の資料によると、私の生まれた昭和44年に養鶏場(採卵)の戸数は約190万軒。
一戸当たりの飼養羽数は57羽。約50年後の平成30年の戸数は2,100軒。これに対し
一戸当たりの飼養羽数は約70,000羽。戸数減・飼養羽数増で生産量はほぼ一定...。

(統計資料によると)卵は日本人一人当たり1日1個ほどの消費量があるようです。テーブル
エッグ(スーパー等でパックで売っているもの)の国内自給率は97%。残りの3%は輸入
ですが、これは原材料に使われるものですので、卵の自給率はほぼ100%と言って良い...。

卵の生産量はこの50年ほどほぼ一定。価格もほぼ一定。卵は物価の優等生などと呼ばれて
いた所以であります。ただし歪みも生じて参りました。10個/100円で販売できるような
卵を作ろうと思えば、およそ100万単位の飼育量が必要だと言われております。

大規模化するとコストは下がるが、密になる。密になればリスクも高まる。100円で販売
される卵も日本の法律に準拠し、何ら問題は無いのですが、大規模化した養鶏場でこれだけ
インフルエンザの被害が広がっている事実を考えると...。続きは次回に。