銚子・角巳之・三代目

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ミシュランガイド!

2007年11月21日 | 日記・エッセイ・コラム

Img_2012 “ミシュランガイド東京版”が出版される旨の新聞記事を読みました。明日だかあさって発売だそうです。ミシュランガイド・フランスのタイヤメーカーが主催するレストランガイドです。三ツ星とか。そういう評価が付いているやつです。そもそも料理に権威付けを行って、こちらは三ツ星、こちらは一つ...、なんてやる事に何の意味があるのだろうと思っているへそ曲がりの私でありますが、その審査方法、基準などには“なるほど”と思うところが多いです。まずこのガイドブックの審査は匿名で、通常のお客さんとして来店した審査員が“日常”をありのままに評価する事。まずは審査員がそこに行って評価してみようと思わせる何か(魅力)を持っていること。故に、星の数に関係なく、掲載されたお店はそれだけで注目に値するものを持っているという事らしいです。で星の基準。①一つ星はそのカテゴリー(フランス料理とか和食とか)の中で特に美味しい料理を出す店。②二つ星は遠回りしてでも訪問する価値がある素晴らしい料理を出すお店。そして最高位三ツ星の基準は、その味が忘れられなくて、そのために旅行する価値がある卓越した料理を出すお店。なんだそうです。いつか掲載したと思いますが、フランスの三ツ星はパリに集中と思いきや、殆どは郊外にあるんだそうです。ちょっと逸れますが、スローフードの(世界の)総本山があるイタリアの街はローマではなく、ピエモンテ州ブラという地方都市。首都には全国、全世界から美味しいものが集って参りますが、素材によっては産地にいないとその本当の美味しさに出会えない。というものがあります。銚子にもそういう素材が多い....。料理の評価基準としてではなく、星の基準など、観光の基準にそのまま当てはまるな。と思ってます。料理に限らず、サービスとか、風景とか...。すべてに当てはまると思います。これまた以前掲載しました、アイドマの法則。人はそれに注意を引かれ~興味を持ち~それが欲求となり~記憶あるいは確信となって~行動に移す。でも私(自分)は飽きっぽい。新しい商品が出たと思えば興味が沸くし、美味しいお店があると聞けば行ってみたくなる...。以前、ある老舗菓子メーカーの社長さんの講演を拝聴させて頂く機会を得ました。そこでのお言葉、我々は“変わらない”ために常に“変わり続けている”...。進化論で有名なダーウィンの言葉、最も強く賢いものが生き残るのではない。生き残るのは変化できるものである。三ツ星だけでなく、10年前、20年前から掲載し続けられているところはどこか?なんて視点でガイドブックを見ると新しい発見があるような気がします。