銚子・角巳之・三代目

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ウスバハギ

2007年11月04日 | 銚子で揚った珍しい魚

Img_1977 市場で選別作業していたら写真の魚に遭遇。大きなウマズラですね~。と言ったら、お前はバカか、これはウスバハギだ....。というひとコマがありました。先日のヤガラと言い、3年も前浜で作業しているのに、いまだ見たこともない魚が揚がる。銚子港の懐の深さだと思います。年間を通じて500種類とも言われる銚子の魚。黒潮と親潮の交差点、しかも利根川最下流。複雑な潮の流れは、日本三大難所と呼ばれるほど危険極まりない反面、実に豊かな(質・量ともに)水産資源の宝庫。これを自分の目で再確認しているところです。東京の知人からアグロトレード(世界の食糧白書のようなもの)最新版を送って頂きました。これによると日本の人口は全世界の人口に対して2%足らずながら、全世界の水産貿易量の実に27%を占めている...。今後の世界的な資源争奪戦、人口爆発....、諸般の事情を鑑みると、改めて“グローカル”(地球規模で考え地域で行動=いずれ詳細を掲載します)の時代だなあ~。としみじみ思います。さてこのウスバハギ。食べたことはありませんが、なかなか美味しい魚のようですし、築地あたりには時々、まとまって入荷される事があるようです。ウチワなんて別名もあるようで、体長は最大で70㎝以上になることもあるそうです。大型=食べる部分が多い=肝臓も大きい...、という事で飲食店さん等では重宝されていると聞きました。カワハギと言ってウソでは無いようですが...。やはり本名で、ウスバハギの肝和え。こう表示しているお店は親切で信頼のおけるお店という事なのでしょう。食品表示に関する問題噴出の昨今でありますし。