銚子・角巳之・三代目

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日野市にて

2007年11月20日 | 日記・エッセイ・コラム

Img_2047 関東では先週末に木枯らしが吹き、季節は本格的な冬を迎えました。夏が終り、秋は何時来るんだと言わんばかりの暖かい(暑い?)日々が続いておりましたが、秋を飛び越えて冬の到来です。海外ではサイクロンの被害、国内でも大雪...。異常気象、温暖化の影響か?と評論家のような事を言っていられない昨今であります。さて先週の日曜日(11/18)、昨年に引き続き東京・日野のイベントに参加して参りました。日野市・落川交流センターで開催された収穫祭。この日までは、日中は半袖で居られるくらい?の陽気で、銚子から持参のサンマあり、日野市内の生産者の農産物あり...。暖かい日曜の昼下がり、昨年同様に美味しい料理、意欲的で真摯な市民活動に感動し、懐かしい方々との再会...。有意義な時間を過ごさせて頂きました。関係者の皆様方、有り難うございました。日野市は東京都内でありながら、美しい自然を残し、近隣に農業、畜産業の方々も多数おられます。市内小中学校の給食は日野市内で生産された食材でほぼ自給され、生ゴミの排出量の少なさは全国トップクラスとの事。大人が模範を示し、子供が学ぶ。一緒に学ぶ、一緒に楽しむ...。まさに理想的な地域です。落川交流センターではホタルも復活し、今後はビオトープ(生き物のためのため池のような場所)なんかも作っていくようです。これ、東京の話です。東京の。地方に居るから自然に恵まれて...、と言う話がありますが、それはウソだと思います。地方に居ても人心が荒廃すれば自然は破壊されます。東京に居ても、みんなが協力すればホタル(綺麗な環境でしか生育しないと言います。環境の指標生物です)ですら復活する....。日野の皆さんが行ってきた市民活動に思いを致す時、ふと犬吠埼が浮かんで参りました。“一隅を照らす。これすなわち国宝なり”伝教大師・最澄の言葉です。日野市の活動も当初は小さな一歩からだったそうです。一灯はまた一灯を呼び、それらは万灯となり、地域全体を明るく照らすようになる....。循環型社会、リサイクル、ごみ減量....。様々な事が言われておりますが、理屈の前にまず一灯を。日野市の活動を見るたび、切にそう思います。