銚子・角巳之・三代目

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無題

2007年11月05日 | 花筏倶楽部

Img_1975 花筏さん11月の作品。今月も心の目でご鑑賞下さい。手抜き記事ではありません....。この作品が展示されている銚子駅近くのホテルS・Rさんですが、作品の搬入するのは午後7時過ぎ、そうするとロビーには背広姿の方々が非常に多い。ビジネスホテルなんで、仕事の方が...、という事なんですが。東京の商社、メーカーの方々、地元の水産会社の社長さん方、知人にもばったり会ったりします。夕方、お客様をご案内していた社長さん方を、早朝の銚子港で見付けます。昨晩は遅くまで商談?してたんだろうな?と思いながら、みなさん、一生懸命に情報収集やら新規商品開発を行っておられます。社長は仕事だとウソ言って、飲んでるだけだろ...、なんていう方々もおりますが、とんでもない思い違いでしょう。わざわざ時間とお金を掛けて銚子まで。まずはそれら方々に御礼を。出来れば銚子と言う町を良く知って頂きたいし、美味しいものを食べて頂きたい。商品を作る事は出来ても、売り先が無いのでみんな苦労してる。破滅的価格競争に意味が全くなかったことが分かりだして来た昨今、特徴商品、物語のある商品、顔の見える商品、しかも国産.....、という商品群に大きな注目が集っております。が、こういう商品群、想いが強ければ強いほど伝わらなくなる傾向が有ります。商品よりも、それらを作っている人、これから販売しようとしている人の“人としての琴線”に触れられるか否か?という根源的な問題に関わっているからです。分かり易くいうと、その特徴や物語が生産者と同じ目線で、最終的なお客様に届くか否か?良く、うちは中間流通を飛ばして産地と直接取引してるから云々。という事をおっしゃる方がおります。本当にそうなんでしょうか?という事であります。中間流通はモノやお金を繋ぐだけでなく、想いを繋ぐところ。特徴、物語、顔が見える....、こういう側面を最終的なお客様にお伝えするには、その想いを生産者と同じ目線で伝えてくれる代弁者が必要だ。そのためには商品だけでなく人やそれらが作られた環境などまで理解する必要が出てくる...。かつて行っていた仕事を、全く反対の視点から現在は見ている訳ですが、ああやはりあの12年間は重要だったと、改めて思っております。