銚子・角巳之・三代目

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商品の物語...③

2007年09月17日 | イベントに参加

Img_1383 Img_1682 みんな“先入観”を持っております。あいつは~なヤツだ。私は....だ。どうせ...、結局....、出来っこない。先入観は不思議な事に殆ど消極的、否定的な言葉を伴って使われることが多い。さつま揚げは....なもんだ。1枚~円だ。.....。こういう先入観の呪縛に支配されると、これまた不思議な事に、それを逸脱しようとする物事にブレーキを掛けようとする見えない力が働く....。川の上流から下流に押し出す流れ、専門的にはトラッキング。反対はトレース。最終的に食べる方の、その食卓のお皿の上からトレース(遡って“着想”する)。それから遡って、販売の場所があり、流通があり、製造工場があり、原料があり、漁師さんに辿り着く....。本日は冒頭から意味不明な書き出しで申し訳有りません。でも、何を言わんとしているか、お察しの方も多いことと思います。何度も“価値のモノサシ”に付いて掲載して参りました。すべて“経済的な”価値基準・一辺倒で良いのだろうか?という事を。これは....なモノだ....。現在の流通システムにおいて、価格決定のメカニズムは至って単純。“はじめに売価ありき”であります。川上から製造コスト積み上げで、最終的に~円。ではなくて、この商品は198円で販売する。それから遡って流通過程のコストなどを差っ引き、じゃあ幾らで納品できますか?となる訳です。製造から販売に至るすべてが、自分達の欲しいだけ利益を上乗せしていったら、特に食品の価格はすぐに高騰し、仮にそれが許される世界なら、多くの国民の生活は逼迫していくでしょう(この辺は明日以降に掲載します)。この商品は地域の仲間との食事会の中で生まれました。生みの親が沢山おります。商品は製造者“のみ”が造るにあらず。甘やかしすぎず、叱りすぎず?皆さんと一緒に育てて行きたく思います。時期が来たら、可愛い子には旅をさせよ。との格言通り、銚子以外の皆様方の元へも旅をさせようと思っております。その節は何卒宜しくお願い申し上げます。