銚子・角巳之・三代目

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

花筏(はないかだ)

2007年09月13日 | 花筏倶楽部

Img_1345 昨日、花筏(はないかだ)についての投稿を頂きました(いつも有り難うございます)。そう言えば、“花筏”という植物の写真をストックしてあったな....。と思い、早速掲載させて頂きました。写真中央、黒い実を付けたモノが、花筏です。葉っぱの上にちょこんと乗っている実。春に花が咲き、夏になると写真のような黒い実を付けるのだそうです。花筏というのは確かに、古(いにしえ)より風流人が好んだ春の季語。川面に桜の花びらが、あたかも筏(いかだ)の如く....。詳細はお師匠様に確認しておきます。雪月花(せつげっか)という言葉があります。四季における美しいもの、冬の雪、秋の月、春の花。高層ビル群の夜景も綺麗ですが、せっかく四季のある日本に生まれたからには、雪月花を愛でる心を持ちたいものです。銚子など地方都市暮らしの場合は尚更です。私は、花とか美などと言う領域には今まで足を踏み入れた事が有りませんでした。今はそういう境地にいる。などと、そんなウソは書けませんが、幸か不幸か、最近私の周りにいる方々は自然観察のスペシャリスト揃い。花に限らず、魚、貝、海草、鳥、星、雲、....。いつも“そこ”にあって、気にも留めなかったりするもの。でも目を凝らして観察してみると、何か心を揺さぶるような感動があったり、何かおかしいぞ...、と変化の兆しを感じたり....。自然観察するのにお金は殆ど掛かりません。田舎にいるとそれらを日常的に楽しむ事が出来ます。これが楽しいと感じるようになると田舎暮らしに大きな価値が出て参ります。裏を返すと、田舎の自然が破壊されるという事は、日常的、ささやかな楽しみすら無くなってしまうという事であります。自然の維持は子孫に対する責任云々という大きな話をする以前に、今、現在の姿に是非関心を持って下さい。という事なのかもしれません。