銚子・角巳之・三代目

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地物・出戻り・流れ者⑥

2007年09月10日 | 日記・エッセイ・コラム

Img_1639 私は東京で17年間生活しておりました。定期的に銚子に戻っていたのは、地元に“仲間”がいたからで、その仲間が沢山の“キッカケ”を作ってくれていた訳です。OB会とか、市民大会とか、祭りとか....。ちょっと格好を付けて言えば、慣れない都会生活に疲れた時に、心の原風景に触れたい....と。電車に乗ってしまえば2時間足らず、でも1本逃すと1時間待ち。最悪3時間掛かります。東京生活も10年を過ぎると、この3時間が億劫になる。3時間あったら北海道にも九州にも極端な話、海外(グアム、台湾など)にもいける。格安料金のパックツアーが流行りだした時代です。銚子に帰るより....。5年ほど前、まだ東京生活していた頃、銚子は良いところだよね~、こんなところで生活したいな~。水産業は海外のようにもっと~した方がいいのに....。と言うような事を仲間に言ったのだと思います。そしたら烈火のごとく怒られました。(2~3発喰らったかも)じゃあ帰って来い。水揚げ、選別作業してみろ、平日の街を見てから言え....。理屈を抜かすのはそれからだ。自分では他愛もない一言。なのに何故かくも仲間を腹立たせるのか?意味が分かりませんでした。売り言葉に買い言葉で銚子に戻った訳でなく、自分なりの“確信”に基づいて現在の生活を選択している訳ですが、銚子に戻ってきてからも、その一件の事(実は何度もあったのですが)が頭から離れずにおりました。銚子生活が2年目を過ぎた今、その意味が少し分かるような気がしております。地元には地元の日常がある。それに染まらなければならないが、染まりすぎてはいけない。出戻りの感覚です。続きは明日。