銚子・角巳之・三代目

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利根川源流へ(最終)

2007年09月01日 | 利根川シリーズ

Img_1544_2 Img_1545_1 利根川源流へと題して1週間ちょっと続けて参りました。今日、“環境”という一つのキーワードがあります。非常に重要だと思うけど、対象が広すぎてなかなか身近に感じない。食糧という切り口もあります。自給率39%は異常事態と言われても、世の中に食べ物は溢れている(ように見える....)、さらに地域問題...。今までそれらはすべて“単独”の問題と思っておりましたが、実はそれら繋がっているように感じております。そして現時点において一つの結論が、生き方とか、ライフスタイルという事に帰結する。利根川は下流単独では汚れない。汚れは上流から下流に流れます。上流の方々が云々という事でなく、あくまで例えとして。戦後の日本人口の分布は地方80%、都市20%(現在は都市80%)水の流れの如く、便利なところ、快適なところに人も流れます。下流には色々なものが流れてきて、汚れも目立つようになってきた...。どこに住んでも、住めば都。ながら、環境、食糧、地域問題....すべて流域の如く、ある種の因果で結びついております。甚だ抽象的で申し訳有りませんが、この辺はこれから具体的な問題提起して参ります。いずれにしても、利根川上流を訪れた事、私の中の何かが大きく動いたような気がしております。さて写真は群馬県渋川市の五徳山・水澤寺。坂東33霊場の16番札所です。山号は名前の如く、“水”の5つの“徳”を表しているのだそうです。洋々と大海を充し、発しては雲となり、雨と変じ、凍っては氷雪と化して、その性を失わざるは水なり...。深いです。