銚子・角巳之・三代目

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サンダー!

2007年09月24日 | 日記・エッセイ・コラム

Img_1617 機械を修理する必要に迫られ、先輩のところからサンダー(写真)を借りて参りました。正式にはディスク・グラインダーとか何とかという名前があるはずですが、一般的にサンダーと呼ばれております。金属を削る時などに使いますが、火花が出るからサンダーなのかもしれません。中小零細工場ではちょっとした機械の故障は自分で直す。これ鉄則。大工場で資金が潤沢にあるなら、そんな事せずに機械屋さん呼んだ方が...。となるのでしょうが、中小零細でそんな余裕が有るところは稀です...。私、学生時代に故有って食品製造機械メーカーさんでアルバイトしてました。サンダーで鉄板の角を丸めたり、バリ取りしたり...。バリとは金属の切断面に出るクズのようなもので、これを素手で触ると怪我するので、サンダー掛けて滑らかにし、サンドペーパーでひたすら磨く。いつか役に立つからと言われましたが...、あれから15年。確かに役に立ちました....。ある酒蔵さんとお話させて頂いた時、長期熟成酒が売れてるんだよね~。という事を聞きました。長期熟成酒とは、5年とか10年とか樽で貯蔵したモノなんだそうです。10年前に、10年後は売れる。と確信が有って仕込んだんですか?と聞いたら、全然....。分かるわけ無いでしょ....。ではどうして....という事ですが、曰く、売れるか売れないか分からないけれど、仕込んで無ければ売れないよ....。確かにその通り。売れるかどうか分からないけれど、仕込んで無ければ、売れる時にモノが無い訳です。サンダー掛け同様、何事も無駄な事は一つも無いようです。バカにしてやらないか、嫌々やるか、将来役に立つだろうと進んでやるか....。それだけの違いのようです。