《4月29日第2弾》
今年のオールスターファン投票のパ・リーグキャッチャー部門は嶋基宏楽天選手会長で決まりだろう。今日、楽天は仙台のKスタジアム宮城で行われたオリックスとの本拠地開幕戦を3‐1で快勝。試合後、星野監督以下、コーチ、選手が整列する中、嶋基宏選手会長がスタンドに挨拶した。内容は以下の通り。
「本日は、このような状況の中、Kスタ宮城に足を運んでいただき、またテレビ、ラジオを通じてご覧いただき、誠にありがとうございます。この球場に来る事が簡単ではなかった方、ここに来たくても来られなかった方も大勢いらっしゃったかと思います…。地震が起こった時、僕たちは兵庫県にいました。遠方の地から家族ともなかなか連絡が取れず、不安な気持ちを抱きながら全国各地を転戦していました。報道を通じて被害状況が明らかになっていくにつれて、僕たちもどんどん暗くなっていきました。その時の事を考えると、今日、ここKスタ宮城で試合を開催できた事が信じられません…。震災後、選手みんなで『自分たちに何ができるか?』、『自分たちは何をすべきか?』を議論して、考え抜き、東北の地に戻れる日を待ち続けました。そして開幕5日前、選手みんなで初めて仙台に戻ってきました。変わり果てたこの東北の地を『目』と『心』にしっかりと刻み、『遅れて申し訳ない』と言う気持ちで避難所を訪問したところ、皆さんから『おかえりなさい』、『私たちも負けないから頑張ってね』と声を掛けていただき、涙を流しました。その時に何のために僕たちは闘うのか、ハッキリしました。この1カ月半で分かった事があります。それは、『誰かのために闘う人間は強い』と言う事です。東北の皆さん、絶対に乗り越えましょう。今、この時を。絶対に勝ち抜きましょう、この時を。今、この時を乗り越えた向こう側には強くなった自分と明るい未来が待っているはずです。絶対に見せましょう、東北の底力を!本日はありがとうございました」
原稿なしに自分の言葉で話す嶋基宏選手会長を観て感動すら覚えた時間であった。そして今日同じ仙台をJリーグのベガルタ仙台も浦和を1-0で破り勝利した。共に被災地を勇気付ける勝利。この4/29を仙台の『スポーツ復興記念日』としたらどうだろか。
では明日の予想。まずは府中メイン【青葉賞】。ここには《my注目馬》が3頭出走する。5番イデア、11番ヴァーゲンザイル、15番コスモヘイガーである。この中でいちばん面白そうなのが11番ヴァーゲンザイル。この馬勝ち味が遅いが、軽い馬場が合っており府中は絶好の馬場。鞍上は最近乗れているというか、一生懸命さが目に付く三浦皇成。血統的にも府中の2400mは合うはずでここは十分好走可能とみる。相手は5枠2頭だろうが、それより13番のギュスターヴクライの方が魅力ある。2走前の時計は馬場が違うとはいえ、先週の【メトロポリタンS】より早い。
京都メイン【桃山S】は1番ハードシーキング。本来は阪神や小倉の馬場の方が良いと思うが、この馬好走が続くタイプで、ここはひょっとしたらひょっとする。息を抜きやすいタイプなので、好スタートを切るのが前提で腕っ節のある赤木がおっつけていけば・・・。ここで1番人気となる10番ソリタリーキングとは4走前0.4差で敵わない相手ではない。
新潟メイン【鏑矢特別】は16番オーセロワ。ダートで好走してきたが、軽い芝で勝負したいと思っていた馬。前走は中山だったし、今回が絶好のねらい目。相手は14番リネンパズル。とにかく距離は短ければ短いほどいい馬で、新潟の軽い馬場も合う。枠も外枠だし、鞍上も新潟強い村田。この2頭軸勝負したい。
最後に明日の《my注目馬》を紹介しておく。
東京9R8番レアーレスパーダ。本当は中山の方がいい馬だが、2走前3着は骨っぽいメンバーだった。ここでも・・・。
10R3番メイショウダグザ。この馬は重いダートの方がいい馬で,尚且つ準オープンでは難しいと思っている馬。ただ前走で馬券になったので、ココもひょっとしたら・・・。ただ皆さんにはお勧めできない。
京都4Rは10番アイティーバトル。前走10着惨敗も見所十分、人気にはならないからココは面白い。オススメ!
10Rは3番エドノヤマト。この馬がいちばんのオススメ!とにかくどこまで強くなるのか楽しみの馬。豊が普通に乗れば間違いなく上位争いだろう。
新潟7Rは11番ローレルカンタータ。鞍上が心配だが、間違いなく重い馬場がいいはず。できれば雨が残ってほしくないが、まだ人気になりそうにないからここは遊びに良いかも・・・。
8R3番ラルティスタ。前走は骨折、鼻出血の影響で惨敗だが、このクラスでは力上位。いつ走るかわからないので人気のないうちは買ったほうがいい。
明後日の【天皇賞・春】はほぼ考えがまとまりつつあるが、まだ迷っているのは確か。ただ1番人気馬は距離に不安があると思うのだが・・・。