人生成り行き、馬まかせ(目指せ回収率90%)

好きな言葉は『番狂わせ』。
競馬にドップリ浸かっている還暦オヤジ゛の泣き笑い雑記

風って大嫌い!

2008-02-24 21:18:08 | 競馬回顧

 とんでもない一日だった
 今日は仙台に昔亡くなった友人の墓参りに行く予定だったので、朝馬券を纏め買いして東京駅向かった。すると総武線が強風のため、遅れたり、途中で止まったりと普段なら40分ほどで行くところを1時間かかってしまった。そして東京駅に着いたら着いたで新幹線が止まっている。人で溢れている新幹線乗り場、駅員も10人ほどいるが各人が何重もお客に囲まれている。そんな駅員の一人をいち早く捕まえた僕は自分が乗る新幹線について聞いてみたのだが、残念ながら僕の乗る予定の新幹線は運休になっていた
 こればっかりは天候だから仕方ない。まして僕の場合は今日どうしても行かなくてはならない理由はなく、来週以降に延期すればいい。よって墓参りに一緒に行く友人(大宮で合流)に連絡をいれた。ところがここからが問題が起きた。駅員が
「(僕達が持っている)“土日キップ”という特別割引券はすでに今日使っているから払い戻しできない」
というのである。使ったといっても新幹線に乗るために僕が住む本八幡から東京駅まで使っただけである。おまけに本八幡駅で駅員に
「このキップは東京都区間じゃないけど使える?」
と確認しているのだから、その時点で
「新幹線動いてませんよ」
とか
「乗れないかもしれないので違うキップで行ったらどうすか?」
と言うべきだろう。ただ駅員に文句を言いたくてもまたお客が溢れているために言えない。そこで一緒に行く予定の友人が池袋で駅員に交渉してくれることになった。幸いにも池袋は新幹線もないし、強風のために人が少なく交渉ができたのである。僕もらちが明かない東京駅を離れ、池袋に向かった。そして二人で交渉したら(中心は友人だったが)、しっかりしたみどりの窓口の女性がきちんと対応してくれた。そう、すべて払い戻してくれたのである。
 このように、とりあえずキップの件は“めでたし!めでたし!”となったのだが、仙台に行かなくなった僕は、家に帰り次々に競馬のレースの馬券を買い足してしまった。そして案の定惨敗。つまり昨日に続き強風に泣かされた一日となってしまった。

 では見事に予想を外した今日の重賞を振り返る。東京で行われた2008年のGⅠ開幕戦【フェブラリーS】は、武豊騎乗の1番人気ヴァーミリアン (牡6・石坂厩舎)が、道中は先団の後ろを追走。直線半ばで抜け出すと、7番人気ブルーコンコルドに1.3/4馬身差をつけて完勝した。勝ちタイムは1分35秒3(良)。さらに2馬身差の3着には3番人気ワイルドワンダーが入り、僕が本命に推したロングプライドは出遅れが響き4着となった。なお、2番人気フィールドルージュは馬体に故障を発生し、向正面で競走を中止している。勝ったヴァーミリアンは、余裕のある体つきで距離も不安ありと思っていたが、それは穴党の僕のやっかみ以外何者でもなかった。「強い」のひと言、これでドバイが楽しみになった。2着ブルーコンコルドは積極的な競馬で2着。さすが昨年の2着馬、この条件はよく走る。3着は最後末脚が少し鈍くなった。勝ちにいっての3着だから強い競馬といえるが、この馬は1400mがいいようだ。4着ロングプライドは出遅れて、外々を回る競馬。見せ場は十分あったが、上位の実力馬3頭を負かせるほどまだ強くなってはいなかった。これは実力の差だろう。5着リミットレスビッドは一瞬直線で追えなくなった。惜しい、手応えがあったかどうかはわからないが、ひょっとしてまともなら3着があったかもしれない。
 勝ったヴァーミリアンは、父エルコンドルパサー、母がスカーレットレディ(父SS)という血統。同厩の半兄にサカラート(牡8、父アフリート)がいる。エルコンドルパサー産駒のJRA・GⅠ奪取は’06年【菊花賞】のソングオブウインド、’06年【JCダート】のアロンダイト、’07年【JCダート】のヴァーミリアンに続く通算4勝目。うち3勝がダートである。ヴァーミリアンは’04年【ラジオたんぱ杯2歳S】を制すなど、3歳秋までは芝の重賞戦線で活躍。ダート転向後は’05年【浦和記念】、’06年【ダイオライト記念】、’06年【名古屋グランプリ】と交流重賞で勝ち星を重ね、昨年1月の【川崎記念】でGⅠ初制覇を果たした。続く【ドバイワールドC】は4着。秋は【JBCクラシック】、【JCダート】、【東京大賞典】と3連勝を飾り、昨年のJRA賞最優秀ダートホースに輝いた。1月30日の【川崎記念】は右飛節炎のため直前での出走取消となったが、仕切り直しとなった今年緒戦を見事に制し、5つのGⅠタイトルを手に3月29日に行われる【ドバイワールドC】へ向かうことになる。通算成績22戦11勝(うち地方6戦6勝、海外1戦0勝、重賞9勝)。
 勝った武豊は’03年ゴールドアリュール、’06年カネヒキリに続くこのレース3勝目。JRA・GⅠは昨年の【JCダート】のヴァーミリアン以来の通算61勝目。JRA重賞は今年初勝利で、通算では252勝目。’87年のデビュー以来、22年連続のJRA重賞勝利、’88年以来21年連続のJRA・GⅠ勝利を達成した。管理する石坂正調教師はこのレース初勝利。JRA・GⅠは昨年の【JCダート】のヴァーミリアン以来の通算5勝目。JRA重賞は今年初勝利で、通算では17勝目。J  これでヴァーミリアンは、【JCダート】、【フェブラリーS】とGⅠをいずれも制した。これはウイングアロー、カネヒキリに続く3頭目である。 馬主のサンデーレーシングは昨年の【JCダート】の同馬以来、通算6勝目となるJRA・GⅠ勝利。生産者のノーザンファーム‘04年アドマイヤドン、’06年カネヒキリに続くこのレース3勝目。また関西馬の勝利は’00年ウイングアロー以来、関西馬は9連勝。GⅠに昇格した’97年以降の勝ち馬は、関西9勝、関東2頭、岩手1頭となった。

 まぁこんなツイていない週末であったが、唯一嬉しい誤算があった。愛馬アンヴェイルが1400mダートに変更された【こぶし賞】で出遅れながら4着になったことだ。距離不足、未知のダートの二重苦で4着は本当に嬉しい走りであった。正直3着に着てくれたら、馬券で一儲けできたのだが、今後のことを考えてもいい走りであった。この一族は使い減りしない血統である。今回で休み明け2戦目、もう暫らくは楽しめるかも・・・。大風のなか心地よい風が吹いた瞬間であった

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする