本当に女というのは分からないものだ。
今日の競馬を振り返る。まずは阪神で行われた【阪神牝馬S】(GⅡ・芝1600m)は、武豊騎乗の2番人気アドマイヤグルーヴ (牝5・橋田満厩舎)が中団追走から直線で抜け出すと、インを突いて脚を伸ばした4番人気マイネサマンサに1/2馬身差をつけて優勝した。3着には3番人気レクレドールが入り、圧倒的1番人気のラインクラフトは、好スタートから果敢に先行するも直線で失速し4着に敗れた。それにしてもラインクラフトは一体どうしたのだろうか? 逃げる展開が合わなかったのかもしれないとはいえ、あんなにあっさり3頭に交わされるとは・・・。休み明け僅差の2(GⅡ),2(GⅠ),3着(GⅠ)というレースで疲れが溜まっていたのだろうか。明日関係者のコメントを読んでみないとはっきりしたことはわからないが、腑に落ちない失速であった。一方勝ったアドマイヤグルーヴには御誂え向きの展開。距離不足も全く問題がなく、牝馬戦に強いところをまざまざと魅せつけた。
その勝ったアドマイヤグルーヴだが、父SS、母がエアグルーヴという良血。全弟に現4戦3勝のサムライハート(牡3)、全妹に現7戦3勝のイントゥザグルーヴ(牝4)がいる。また、半弟にあたるエアグルーヴの2004(牡、父ダンスインザダーク)は、’04年セレクトセールにおいて国内セール史上最高価格となる4億9000万円で“フサイチ”の関口房朗氏に落札されている。
尚、アドマイアヤグルーヴは今日のこのレースで現役を引退し、今後は繁殖入りする予定で、通算成績は21戦8勝(【エリザベス女王杯】連覇、重賞5勝) に。そしてこの勝利でアドマイヤグルーヴは、獲得賞金額がシンコウラブリイの5億3787万5400円を抜いて牝馬歴代6位(1位は母エアグルーヴ)となった。
鞍上の武豊は、ファインモーションで制した’03年以来、通算4勝目(橋田満調教師は初制覇)。JRA重賞は今年23勝目でJRA年間単独最多重賞勝利の記録を達成した(先週まで1年間の勝ち星23勝以上は39人しかいない)。通算では217勝目。橋田師はスズカマンボで制した5月【天皇賞・春】(GⅠ)以来となる通算38勝目となった。
一方、中山で行われた【フェアリーS】(GⅢ・芝1200m)は、長谷川浩騎乗の6番人気ダイワパッションが好位追走から直線で脚を伸ばし、先に抜け出した7番人気ウエスタンビーナスをクビ差捕らえて優勝した。さらに1.1/2馬身差の3着には10番人気サザンビューティーが入った。1番人気のエイシンアモーレ8着、僕が推したジョウノナンシーは最下位16着に敗れた。買ったダイワは連闘であったが、逃げずに競馬ができたのは今後役立つだろう。一方、1番人気のエイシンは正攻法の競馬が合わないようで、柴田善乗り替わりが裏目だったのでは・・・。ジョウノナンシーについては言い訳なし。このレースの全体の印象だが、上位の馬は内枠有利を生かしただけのもので、凡戦であったように思う。よって今日のこのメンバーから来年の【桜花賞】に繋がるかというとそれは疑問である。
尚、勝ったダイワパッションは、父フォーティナイナー、母サンルージュ(父シェイディハイツ)とう血統(フォーティナイナー産駒の芝重賞制覇は、テイエムサウスポーが制した’00年【京王杯3歳S】(GⅡ)以来、5年ぶり2勝目)。’05年JRAブリーズアップセールにて最高落札価格となる2900万円で落札されていた。7月30日のデビュー戦は1番人気に支持されるも9着に敗れ、4戦目の未勝利戦で初勝利。続く前走【黒松賞】も勝利してここに臨み、3連勝で重賞初制覇を成し遂げた。通算成績6戦3勝。
鞍上の長谷川浩、管理する増沢末夫調教師は同レース初制覇。増沢調教師は騎手時代、同レースの前身となる’86年【テレビ東京杯3歳牝馬S】(GⅢ)をコーセイとのコンビで制している。長谷川浩は、’04年【福島記念】以来のJRA重賞制覇で通算2勝目。増沢師は、ユキノサンロイヤルで制した【日経賞】(GⅡ)に続き今年2勝目で通算12勝目となった。
“女心”に惑わされた今日であったが、とてつもない化け物が現れた。中山7R【2歳500万下】(ダート1800m)に勝利した、北村騎乗のフラムドパシオン (牡2・角居勝彦厩舎)である。レースは同馬が向こう正面から先頭に並びかけると、そのまま直線も独走、中団から追い上げてきた2番人気フィールドオアシスに大差(2.4秒)をつけて圧勝した。勝ちタイムは、中山ダート1800mの2歳レコードとなる1分52秒7(先週1000万古馬のレースの勝ち馬が1分54秒1)。さらに5馬身差の3着には、4番人気カナハラグロリアが入った。思わずレースを観て笑ってしまうほどの強さ。度肝を抜いた!
勝ったフラムドパシオンは、父クロフネ、母カーリーパッション(父トニービン)という血統。母の全姉には今日【阪神牝馬S】を勝利したアドマイヤグルーヴの母エアグルーヴがいる。デビュー戦の7月福島(芝1700m)では、中団追走からまくり気味に進出して直線で抜け出し、2馬身差の快勝。3ヶ月の休養明けで挑んだ【札幌2歳S】(GⅢ)は、終始外を回される苦しい展開でアドマイヤムーンの9着と敗れた。再度、間隔をあけて臨んだ前走の【葉牡丹賞】では、ナイトレセプションの1分59秒9のレコードに僅差の3着と好走。初ダートの今回、従来の中山ダート1800mの2歳レコードを1.1秒更新する時計で2勝目を挙げた。通算成績4戦2勝。角居厩舎は今週重賞で大人しいと思っていたら、この怪物の出現。一体この厩舎にはどれだけ魅力的な馬がいるのだろうか? この勢い、ひょっとしたら来週デルタブルースで・・・。
いよいよ来週は’05年ラストウィークとなる。【有馬記念】もディープインパクト人気で盛り上がるだろうが、僕の馬場ラスト出撃は24日になる予定。その24日にはギャンブルの神様が【ラジオたんぱ2歳S】【中山大障害】に加え雪で【CBC賞】まで用意してくれた。やる気満々!ただ本人の野望とは裏腹に、周りの人間には「JRAにそこまで毟り取られなくても・・・」心配されているのが実情である。
今日の競馬を振り返る。まずは阪神で行われた【阪神牝馬S】(GⅡ・芝1600m)は、武豊騎乗の2番人気アドマイヤグルーヴ (牝5・橋田満厩舎)が中団追走から直線で抜け出すと、インを突いて脚を伸ばした4番人気マイネサマンサに1/2馬身差をつけて優勝した。3着には3番人気レクレドールが入り、圧倒的1番人気のラインクラフトは、好スタートから果敢に先行するも直線で失速し4着に敗れた。それにしてもラインクラフトは一体どうしたのだろうか? 逃げる展開が合わなかったのかもしれないとはいえ、あんなにあっさり3頭に交わされるとは・・・。休み明け僅差の2(GⅡ),2(GⅠ),3着(GⅠ)というレースで疲れが溜まっていたのだろうか。明日関係者のコメントを読んでみないとはっきりしたことはわからないが、腑に落ちない失速であった。一方勝ったアドマイヤグルーヴには御誂え向きの展開。距離不足も全く問題がなく、牝馬戦に強いところをまざまざと魅せつけた。
その勝ったアドマイヤグルーヴだが、父SS、母がエアグルーヴという良血。全弟に現4戦3勝のサムライハート(牡3)、全妹に現7戦3勝のイントゥザグルーヴ(牝4)がいる。また、半弟にあたるエアグルーヴの2004(牡、父ダンスインザダーク)は、’04年セレクトセールにおいて国内セール史上最高価格となる4億9000万円で“フサイチ”の関口房朗氏に落札されている。
尚、アドマイアヤグルーヴは今日のこのレースで現役を引退し、今後は繁殖入りする予定で、通算成績は21戦8勝(【エリザベス女王杯】連覇、重賞5勝) に。そしてこの勝利でアドマイヤグルーヴは、獲得賞金額がシンコウラブリイの5億3787万5400円を抜いて牝馬歴代6位(1位は母エアグルーヴ)となった。
鞍上の武豊は、ファインモーションで制した’03年以来、通算4勝目(橋田満調教師は初制覇)。JRA重賞は今年23勝目でJRA年間単独最多重賞勝利の記録を達成した(先週まで1年間の勝ち星23勝以上は39人しかいない)。通算では217勝目。橋田師はスズカマンボで制した5月【天皇賞・春】(GⅠ)以来となる通算38勝目となった。
一方、中山で行われた【フェアリーS】(GⅢ・芝1200m)は、長谷川浩騎乗の6番人気ダイワパッションが好位追走から直線で脚を伸ばし、先に抜け出した7番人気ウエスタンビーナスをクビ差捕らえて優勝した。さらに1.1/2馬身差の3着には10番人気サザンビューティーが入った。1番人気のエイシンアモーレ8着、僕が推したジョウノナンシーは最下位16着に敗れた。買ったダイワは連闘であったが、逃げずに競馬ができたのは今後役立つだろう。一方、1番人気のエイシンは正攻法の競馬が合わないようで、柴田善乗り替わりが裏目だったのでは・・・。ジョウノナンシーについては言い訳なし。このレースの全体の印象だが、上位の馬は内枠有利を生かしただけのもので、凡戦であったように思う。よって今日のこのメンバーから来年の【桜花賞】に繋がるかというとそれは疑問である。
尚、勝ったダイワパッションは、父フォーティナイナー、母サンルージュ(父シェイディハイツ)とう血統(フォーティナイナー産駒の芝重賞制覇は、テイエムサウスポーが制した’00年【京王杯3歳S】(GⅡ)以来、5年ぶり2勝目)。’05年JRAブリーズアップセールにて最高落札価格となる2900万円で落札されていた。7月30日のデビュー戦は1番人気に支持されるも9着に敗れ、4戦目の未勝利戦で初勝利。続く前走【黒松賞】も勝利してここに臨み、3連勝で重賞初制覇を成し遂げた。通算成績6戦3勝。
鞍上の長谷川浩、管理する増沢末夫調教師は同レース初制覇。増沢調教師は騎手時代、同レースの前身となる’86年【テレビ東京杯3歳牝馬S】(GⅢ)をコーセイとのコンビで制している。長谷川浩は、’04年【福島記念】以来のJRA重賞制覇で通算2勝目。増沢師は、ユキノサンロイヤルで制した【日経賞】(GⅡ)に続き今年2勝目で通算12勝目となった。
“女心”に惑わされた今日であったが、とてつもない化け物が現れた。中山7R【2歳500万下】(ダート1800m)に勝利した、北村騎乗のフラムドパシオン (牡2・角居勝彦厩舎)である。レースは同馬が向こう正面から先頭に並びかけると、そのまま直線も独走、中団から追い上げてきた2番人気フィールドオアシスに大差(2.4秒)をつけて圧勝した。勝ちタイムは、中山ダート1800mの2歳レコードとなる1分52秒7(先週1000万古馬のレースの勝ち馬が1分54秒1)。さらに5馬身差の3着には、4番人気カナハラグロリアが入った。思わずレースを観て笑ってしまうほどの強さ。度肝を抜いた!
勝ったフラムドパシオンは、父クロフネ、母カーリーパッション(父トニービン)という血統。母の全姉には今日【阪神牝馬S】を勝利したアドマイヤグルーヴの母エアグルーヴがいる。デビュー戦の7月福島(芝1700m)では、中団追走からまくり気味に進出して直線で抜け出し、2馬身差の快勝。3ヶ月の休養明けで挑んだ【札幌2歳S】(GⅢ)は、終始外を回される苦しい展開でアドマイヤムーンの9着と敗れた。再度、間隔をあけて臨んだ前走の【葉牡丹賞】では、ナイトレセプションの1分59秒9のレコードに僅差の3着と好走。初ダートの今回、従来の中山ダート1800mの2歳レコードを1.1秒更新する時計で2勝目を挙げた。通算成績4戦2勝。角居厩舎は今週重賞で大人しいと思っていたら、この怪物の出現。一体この厩舎にはどれだけ魅力的な馬がいるのだろうか? この勢い、ひょっとしたら来週デルタブルースで・・・。
いよいよ来週は’05年ラストウィークとなる。【有馬記念】もディープインパクト人気で盛り上がるだろうが、僕の馬場ラスト出撃は24日になる予定。その24日にはギャンブルの神様が【ラジオたんぱ2歳S】【中山大障害】に加え雪で【CBC賞】まで用意してくれた。やる気満々!ただ本人の野望とは裏腹に、周りの人間には「JRAにそこまで毟り取られなくても・・・」心配されているのが実情である。
今日の重賞予想はマジで凄い。
G1の無料予想もよく当ててるし、メチャ凄いと思いました。
http://keiba.bufsiz.jp/2005aki2.html