人生成り行き、馬まかせ(目指せ回収率90%)

好きな言葉は『番狂わせ』。
競馬にドップリ浸かっている還暦オヤジ゛の泣き笑い雑記

高校野球が佳境

2017-08-20 18:59:09 | Weblog

【第99回全国高校野球選手権大会】はベスト4が決まった! 今日行なわれた準々決勝第1試合は東海大菅生が、3番・小玉佳吾の先制2ランを含む3本塁打が飛び出し9得点。先発したエース・松本健吾は8回1失点と好投し、三本松に9-1で快勝。投打に歯車がかみ合い、チーム史上初のベスト4進出を果たした。第2試合は天理が、8番・山口乃義の2打席連続弾など3本塁打で20安打13得点。先発・碓井涼太は8回3失点の好投で、明豊に13-9で打ち勝った。チームは全国制覇を達成した1990年以来、27年ぶりのベスト4進出を決めた。尚、明豊の三好泰成は大会史上初の代打満塁本塁打を9回に放った。そしてその本塁打を打たれたのが、大相撲の元横綱輪島を父に持つ天理の輪島大地だった。第3試合は広陵が、三回までに8安打を集中させて6点を奪うなど打線がつながり、仙台育英に10-4で快勝。チームは準優勝した2007年以来、10年ぶりとなる準決勝進出を決めた。前日までに4本塁打をマークしたプロ注目の中村奨成は第1打席で左中間二塁打、第2打席で左前打を放つなど5打数2安打1盗塁だった。第4試合は花咲徳栄が、五回までに4番・野村佑希の本塁打など7安打を集中させて7点を奪うなど打線がつながり、盛岡大付に10-1で大勝。チーム史上初の準決勝進出を決めた。

それにしてもよく本塁打が出るものだ。今大会、新記録となる61号本塁打を放ったのは天理の山口。8番打者だがこの試合で62号も放った。その後も前述の明豊・三好の満塁、花咲徳栄・野村の本塁打もあり64号まで伸ばしているが、残り3試合ありまだ記録は伸びそう。その新記録となった本塁打だが、僕はてっきりボール、バットが変わっているのではないかと思っていた。というのも今年の高校野球の注目は清宮で、その記録の後押しもあるのでは・・・という下衆の勘ぐりがあったのだ。ところがそれはどうも違ったらしい。
 日本高校野球連盟では、打球が速すぎることなどから、2002年から金属製バットの重さを900g以上にするなど、規定を変更した。その結果03年には13本塁打しか出なかったしかし06年には60本塁打が飛び出した。正直、バットについては、各メーカーが改良を重ねているが、ミズノの担当者は、「昨年から今年でバットに劇的な変化はない」と話している。一方、ボールは、60本塁打が飛び出した翌年の07年から、「低反発球」が導入されている。日本高校野球連盟によると、今大会も使用しているボールは同じで、毎年、大会の使用球は弾み具合、重さ、形状を検査。反発については、約4mの高さから50cm四方の大理石の上に落とし、基準内に収まるかを審判委員が見ているらしい。今年は7月7日に2,100個がテストされたという。
 つまり新記録達成は、高校球児の努力のたまものということだ。まぁこれだけ本塁打が出るから劇的な試合が多いのも確か。逆に言うと、投手にとっては災難だが・・・。勝ちあがっている4校はどこも打撃のいいチーム。記録はいつまでも伸びるだろうか。

 今日の競馬を振り返る。札幌11Rで行われたサマー2000シリーズの第4戦、【第53回札幌記念】は、蛯名正義騎乗の6番人気サクラアンプルール(牡6歳・金成貴史厩舎)が初重賞制覇。タイムは2分0秒4。ロードヴァンドールが引っ張る平均ペースをサクラアンプルールは中団で追走。直線ではエアスピネル、ヤマカツエースの人気どころが前をうかがうが、大外から一頭だけ違う脚いろでサクラアンプルールが突き抜け、さらに外から追い込んできたナリタハリケーン(12番人気)の追撃をクビ差押さえて初タイトルを手にした。2着からさらに1馬身半差遅れた3着には1番人気ヤマカツエースが入った。
 勝ったサクラアンプルールだが、強い勝ち方。仕掛けも絶妙だった。【中山記念】2着で一瞬の切れがあるコースも良かったのだろう。2着ナリタハリケーンには驚いた。8歳馬でここまで走るとは・・・。展開も向いた。3着ヤマカツエースは休み明けの分、止まってしまった。ただ正攻法で勝ちにいっての結果。これだけ走れば秋は面白いかも・・・。4着サウンズオブアースも良く走っている。休み明けで、2000mには対応できていた。今後ちょっと注目したい。5着エアスピネルはやはり距離が長い。1800mまでだろう。
 サクラアンプルールは、父キンカメ、母サクラメガ(母父SS)という血統。なんと1~3着までキンカメ産駒だった。北海道新ひだか町・谷岡スタットの生産馬で、馬主は(株)さくらコマース。通算成績は20戦6勝。重賞初制覇。【札幌記念】は金成貴史調教師は初優勝、蛯名正は2001年エアエミネムに次いで2勝目となった。
 小倉11Rで行われたサマースプリントシリーズの第4戦【第52回北九州記念】は、武豊騎乗の3番人気ダイアナヘイロー(牝4歳・福島信晴厩舎)が先行策から抜け出して重賞初制覇。タイムは1分7秒5。逃げたアクティブミノルの外の2、3番手を追走し、直線は馬場の3分どころを伸びた。ダイアナヘイローは、3歳春には【エルフィンS】で2着するなどオープンでも好走していたが、気難しさが解消した4歳夏に一気にブレイク。6月の【戎橋特別】を皮切りに、1000万下→準オープン、そしてGⅢと破竹の4連勝で夏の小倉の短距離女王に輝いた。3/4馬身差の2着には中団を追走して直線外から伸びたナリタスターワン(14番人気)、さらに半馬身差離れた3着に好位追走のラインスピリット(15番人気)が入った。
 勝ったダイアナヘイローが気性が大人になって制御が効くようになった。このような競馬ができれば、まだまだ良くなるはず。2着ナリタスターワンはきちんと手前を替えた。幸との相性がいいのか・・・。3着 ラインスピリットは驚いた。前々でロスなく進めたが、ここまで粘るとは・・・。僕が本命に推したファインニードルは5着。追えたの最後の50mだけ。デムーロ・・・ガッカリ。
 ダイアナヘイローは、父キングヘイロー、母ヤマカツセイレーン(母父グラスワンダー)という血統。北海道浦河町・大西ファームの生産馬で、馬主は(株)駒秀。通算成績は16戦6勝。重賞初制覇。【北九州記念】は、福島信晴調教師が1997年ダンディコマンドに次いで2勝目、武豊は1991年ムービースター、1997年ダンディコマンド、2003年ミレニアムバイオ、2005年メイショウカイドウ、2015年ベルカントに次いでなんと6勝目となった。
 これで明後日の準決勝は天理VS.広陵、花咲徳栄VS.東海大菅生の組み合わせとなった。優勝するのは果たして・・・。気持ちは広陵だが・・・。

 

 

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