《東京パラリンピック》の競技が終わった。日本は、金メダル0個だった前回《リオデジャネイロ大会》の24個(銀10、銅14)を大きく上回る51個(金13、銀15、銅23)のメダルを獲得した。金メダルは目標の20個には届かなかったが、2004年《アテネ大会》の17個以来、4大会ぶりの2桁となった。僕が特に感動したのはボッチャ個人の杉村英孝と50歳で2冠を果たし、日本勢最年長金メダリストとなった自転車の杉浦佳子の二人かな。他でも車いすバスケット男子やゴールボール、ブラインドサッカーなど楽しませてもらった。皆天晴れ! メダル争いは中国が207個(金96、銀60、銅51)と他を大きく引き離し、パラ大国の威厳を示した。五輪同様にお家芸の卓球では半数超に当たる16の金メダルを獲得。車いすフェンシングでは16クラス(団体含む)のうち11クラスで頂点に立った。競泳では56個(金19個)、陸上で51個(金27個)と順調にメダル数を伸ばした。英国は金メダル数41個で2大会連続の2位。パラリンピック発祥の地、ストーク・マンデビルを抱える母国としての面目躍如を果たした。金メダル数37個で3位の米国は計104個のメダルを獲得し、《リオ大会》に続いて総数が100個を超えた。
ゴルフ国内女子《ゴルフ5レディス》最終日。首位と4打差で出たプラチナ世代の吉田優利が「65」をマーク。トータル14アンダーで首位に並んだ岡山絵里をプレーオフ2ホール目で下し、今季2勝目を果たした。 敗れた岡山は同じく今季2勝目、通算3勝目がかかっていたが、目前で涙を飲んだ。トータル12アンダー・3位タイには鶴岡果恋、新垣比菜、植竹希望、穴井詩が入った。昨日僕が期待した吉本ここねは10アンダーの8位タイ、約2カ月ぶりツアー復帰のイ・ボミ(韓国)はトータル3アンダー・44位タイ。前回大会覇者の小祝さくらはトータル2アンダー・55位タイで3日間を終えた。
男子ゴルフ《フジサンケイ・クラシック》最終日。3打差3位から出た今平周吾が7バーディー、ボギーなしの「64」をマークし、通算12アンダーに伸ばして逆転で今季初優勝を手にした。19年11月の《ダンロップ・フェニックス》以来、約1年10カ月ぶりのツアー通算5勝目。単独首位から出た石川遼は71と伸ばせず、2打のリードを守り切れずに通算9アンダーで池上憲士郎とともに2位で終えた。キャディなしで回った池上を応援したいたが、最後力尽きた!
競馬を振り返る。新潟11Rで行われた「サマー2000シリーズ」最終戦【第57回新潟記念】は、M.デムーロで12番人気のマイネルファンロン(牡6歳・手塚貴久厩舎)が後方2番手追走から最後の直線で外ラチ沿いに持ち出すと、豪快に脚を伸ばして1着ゴール。待望の重賞初制覇を果たした。勝ちタイムは1分58秒4。半馬身差の2着には中団から渋太く伸びたトーセンスーリヤ(3番人気)、さらにハナ差の3着にはクラヴェル(2番人気)が入線。トーセンスーリヤは重賞連勝とはならなかったものの、【函館記念】1着、【新潟記念】2着の好成績を残し、「サマー2000シリーズ」のチャンピオンに輝いた。なお、1番人気に支持されたザダルは先行集団を見る形でレースを進めたものの、伸び切れず13着に終わった。
勝ったマイネルファンロンだが、こんな競馬ができるなんて・・・。スタートの出負けがいい方向に向いたが、デムーロもこれでマイネルの騎乗が増えるかもしれない。2着トーセンスーリヤは収穫があった。最後は斤量差があったが、いつもとは違う形の競馬ができたのは良かった。3着クラヴェルも良く走っているが、最後は目標になってしまった。横山典がいつもやる競馬をデムーロにやられてしまった。
マイネルファンロンは、父ステイゴールド、母マイネテレジア(母父ロージズインメイ)というマイネル縁の血統。北海道新冠町・ビッグレッドファームの生産馬で、馬主は(株)サラブレッドクラブ・ラフィアン。通算成績は30戦5勝。重賞初制覇。管理する手塚貴久調教師は【新潟記念】初勝利、騎乗したデムーロは2015年パッションダンスに次いで2勝目となった
小倉11Rで行われた【第41回小倉2歳S】は、浜中俊騎乗で4番人気のナムラクレア(牝・長谷川浩大厩舎)が中団後方追走から直線で大外に持ち出すと、鋭く弾けて2馬身差の快勝。前哨戦の【フェニックス賞】から連勝で重賞初制覇を果たした。また、厩舎開業3年目の長谷川調教師はJRA重賞初勝利を飾った。タイムは1分7秒9。2着には僕本命のスリーパーダ(3番人気)が、さらに1馬身1/4差の3着には直線で追い込んだアネゴハダ(8番人気)が入線した。なお、『ウマ娘 プリティーダービー』で知られるサイバーエージェント代表・藤田晋氏が所有し、格上挑戦で注目を集めたデュガ(5番人気)は4着に敗れた。
勝ったナムラクレアだが、スタートが良く、位置取りも良かった。4コーナーからの反応も抜群で、素晴らしい末脚を持っている。と思います。まだ強くなりそうで今後が楽しみ。2着スリーパーダは小さい馬だが、よく頑張っているし、福永もうまく乗った。ただ先行馬を目標にした分、勝ち馬の末脚に屈した。いい馬だが、もう少し大きくなってほしい。3着アネゴハダは初芝でスピードに乗り切れなかったが、終いしっかり伸びた。芝でもやれることが分かったので今後面白い。
ナムラクレアは、父ミッキーアイル、母サンクイーン2(母父Storm Cat)という血統。北海道浦河町・谷川牧場の生産で、馬主は奈村睦弘氏。通算成績は3戦2勝。重賞は初制覇。【小倉2歳S】は管理する長谷川浩大調教師は初勝利、騎乗した浜中俊は2008年デグラーティア、09年ブラウンワイルド、11年エピセアローム、16年レーヌミノルに次いで5勝目となった。
今日の一口馬。新潟10R【両津湾特別】(1800mダート)にゴールドレガシーが出走。レースは、スタート直後に外から寄られて狭くなり、ダッシュが効かなかったが、すぐに体勢を整えて行き脚をつけ、中団を追走。ポジションはそのままで直線を向いて、内めを狙う。前が止まらない感じだったが、残り200mくらいから勢いがつき、最内のスペースを突くと、狭いところをものともせず、先行勢を差し切って、一気に抜け出した。あとは余裕を持ってゴール。終わってみれば、ここでは力が違うと言わんばかりの圧勝劇で2連勝を飾った。これで通算3勝め、管理する平田調教師も「ヒヤヒヤする場面もたびたびあったのですが、よく差し切ってくれました。道中でも砂を被って、あまりいいリズムにはなかったですし、勝負どころでも行き場がないな…と。これだけあると、昨年の秋や今春ならば、それで伸びずにガッカリしていたでしょう。こういうタフな競馬になっても、終いは堂々と走っていましたし、メンタル的にも成長しているのだと感じましたし、あらためてこの馬の力を確認できました。さらに上を目指していけるように、頑張ります」とのこと。平田調教師はデビュー時、ゴールドドリームの後継者と言っていた馬。少しだけそれに近づいた!