人生成り行き、馬まかせ(目指せ回収率90%)

好きな言葉は『番狂わせ』。
競馬にドップリ浸かっている還暦オヤジ゛の泣き笑い雑記

ロンドン最大のお土産

2014-10-03 21:54:14 | Weblog

 ロンドンから無事帰国。今までいくつかの国へ行っているが、その度に見識は間違いなく広がっているような気がしている。今回のイギリスも同様で行って初めて大英帝国の大きさを知った。
 まずは大英博物館、ナショナルギャラリー。昔NYのメトロポリタン博物館に行ったときにいろいろな展示物を観て
「力に物を言わせて、こんなもん持ってきたらダメだろう」
と思ったが、大英帝国はそれ以上だった。パルテノン神殿の彫刻、ロゼッタストーン、死者の書、数々のミイラなど世界各国から持ち込まれたものは一日では見ることができないだろう。またその展示物はまるで、デパート特選売り場の土産品のように並べられていて、観ているうちにその価値観が次第に麻痺してくる。その感覚はナショナルギャラリーでも同じ。壮大な空間にゴッホの「ひまわり」、ダ・ヴィンチ「岩窟の聖母」、ミケランジェロの「キリストの埋葬」の他、ラファエロ、ヴェチェリロ、フェルメール、モネ、ルソー、セザンヌなど“これでもか”というほど展示されている。これもメトロポリタンに行ったときの心の叫び
「これ以上俺に絵を見せないでくれ!」
という感情をナショナルギャラリーは楽々上回らせてくれた。そして何が凄いかって、双方とも無料で入場でき、ほとんどのところで撮影がOKなのである(まぁそれでも今は透明の箱に入っているロゼッタストーンは、昔は裸で展示されていたというから、少し防御はされているようだが…)。とにかくこの壮大さと太っ腹さには度肝を抜かれた。
 この他にもロンドン塔、ビッグ・ベン、ウエストミンスター寺院、セントポール大聖堂、タワーブリッジなども歴史を感じその壮大さに驚愕したのだが、バッキンガム宮殿は別な意味で驚いた。今でもエリザベス女王のロンドンの公邸および執務の場であると同時に、王室庁の事務本部として今でも実際に使われている世界でも数少ない王宮の一つだ。女王や王室メンバーが公式訪問中の外国元首や様々な式典・儀式への賓客を迎えて歓待する場として頻繁に利用しているのだが、例年8月から9月にかけて女王がスコットランドに滞在されている期間は一般に公開されている。そしてこの期間の収入はウインザー城の修復に充てられているというから偉い(何様のつもりだ!)。有名な話らしいが、僕は知らなかったこの話を聞いたとき、何かイギリス王室の懐深さを感じた。

 それからロンドンから車で一時間半ぐらいのところにあるオックスフォード。そこのあるのが、昨日発表があった世界の大学第3位の名門校オックスフォード大学である。世界中の指導的政治家を輩出しており、キャメロン現首相、ブレア元首相、サッチャー元首相など26人のイギリス首相ら30人以上の各国元首らがオックスフォード大学出身である。さらに、50人以上のノーベル賞受賞者、6人のイギリス国王、150人以上のオリンピックメダリストなどを輩出している。また、皇太子、雅子妃、秋篠宮親王ら、日本の皇族の留学先としても知られている。しかし僕たちが思っている大学とは少し違う。オックスフォードには俗にいう「オックスフォード大学」と名のついた建物はなく,39のカレッジ(College)の学舎が市内に散らばっており,その総称を「オックスフォード大学」というのだ。オックスフォード大学の組織は存在するが,各カレッジが独自に発展しそれぞれ校規を持っているためカレッジは大きな権限を持っている。カレッジの中には「不思議な国のアリス」の作家ルイス・キャロルのクライスト・チャーチや皇太子が留学したマートン・カレッジなどがある。これって今回初めて知ったことです。このオックスフォードの街並みですが、それはまるでハリーポッターの世界。12世紀から建てられた街は威厳さえ感じる。そのオックスフォード郊外にあるのが、コッツウォルズという地方。特別自然美観地域として指定されている。コッツウォルズとは「羊の丘」という意味で、古い歴史を持ち現在でも、古いイングランドの面影を残した建物を見ることができる。 20世紀にはいり、その景観を活かした観光業が盛んになっており、毎年多くの観光客が訪れている。黄色みを帯び「蜂蜜色の石」「ライムストーン」とも称される石灰岩「コッツウォルズストーン」を使った建物群が特徴的な景観をなしているとても趣のある地方だ。是非皆さんには足を運んでもらいたいところだ。ただこのオックスフォードにしてもコッツウォルズにしてもこれだけ歴史があり、素晴らしい建物の数々なのに世界遺産ではない。日本なら間違いなく登録するところであるが、天下の大英帝国はそんなことは関係ないのかもしれない。ちなみにオックスフォード近郊にあるブレナム宮殿は世界遺産に登録されているが、なんとここはあのチャーチル元首相の生家である。もう何が何だか…。
 

こんな感じで精力的に動き回り、その度になんか普段とは違う感動を味わったロンドン旅行であったが、前述の他にもシャーロックホームズ博物館、ビートルズショップ(日本人が経営者)&アビーロードなども楽しいひとときを過ごさせてもらった。そんな中、僕自身一番の思い出に残るであるのではと思っているものがある。それは写真にある紙切れ。これはイギリスの大手ブックメーカーで購入した【凱旋門賞】の単勝馬券。上から「GOLD SHIP 9/1、HARP STAR 7/1、JUST A WAY7/1、£1 WIN SINGLES、Prix  DE LARC DE TRIOMPHE」とあるが、僕が買ったのはゴールドシップ、ハープスター、ジャスタウェイの£1の単勝。倍率は僕が購入した時でゴールドシップ9倍、ハープスターとジャスタウェイが7倍となる。勿論的中したらロンドンで換金できるが、勝っても£1=180円として1,620円だからあくまでも思い出馬券。でももし日本馬が勝ったら歴史的凄い思い出馬券になると思いません? 時期といい、旅行先といいこれほどのいい思い出はないと思うのだが…。後は日本馬が勝ってくれれば…。頑張れ!日本馬!

 では明日の予想。まずは新潟メイン【秋風S】は13番マイネルメリエンダ。元々【新潟2歳S】でイスラボニータと0.2差の6着だった馬。前走【長岡S】は1マイル1分32秒5の好記録で1600万条件は通過点。ここはハンデがどうでるかだが、55キロなら勝負できる。相手は4,5番。
 阪神メイン【シリウスS】は4番クリノスターオー。【アンタレスS】では惨敗も前走【エルムS】ではソロル、ジェベルムーサを下している。その【エルムS】はGⅠ馬とアタマ差、ここは十分勝負になる。
 他で面白いのは新潟12Rの13番ゴールドアロー。まだまだ良くなる余地のある馬だ。阪神12Rは6番エーシンマイェスタ。前走は出遅れが全て。スタート五分なら差しきれる!

 ロンドンに行っている間に巨人が優勝し、昨日はソフトバンクが優勝を飾った。ただクライマっクスSは一筋縄では行かないような気がする。またそれについては以後書くことにする。今年はとりあえず日本とフランスのGⅠで頑張ろう!

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